何番がお好き? vol.15
- 私は文章を書くのは得意だが小説を書くのは不得意である。それが私の小説を書く理由だ。理由としては十分だろう。
- 私は逃げない。私はいつだってここに在る。けど私はもうあなた方へは向かわない。私は私の運命に、宿命にだけ向かうことにしたの。周りはいるようでいない。でもこれは周りの人間をないがしろにするってことではないの。ただ私は私だけの価値観を、世界を手にするの。だから誰が私を、私が舞台で舞うのを観に来ても構わないわ。構わないけど…
- 私は私の呪いの正体を突き止める為に生きていて、またその正体を突き止めた時にはその呪いから救われるのではないかと信じている。
- 視覚
- 聴覚
- または
- その他の五感
- 第六感
- どの感覚が刺激されて
- 私が頷いたか
- あなた方にはわからないでしょう
- みんなはそんなもの存在しないと言うけど私は確実に存在すると思っている。「この場面ではこの言動」という完全完璧な正解というものが、絶対に存在する。
- 本気で寄せに行くからかわされるし、股を抜かれる可能性だって出てくる。
- 弱者に寄り添うとなると意見など一つも言えなくなる。大丈夫?という、相手を励ましたり心配したり労ったりする言葉でさえも相手にとっては攻撃性を持つ言葉になってしまう怖れがあるからだ。だけど私は私だけでなく周りの人間が痛みを感じる結果になろうともチャレンジしたい。黄金比を決めるには私は若過ぎる。
- 目が覚めてから寝落ちるまで私は毎秒苦痛を感じている。あなた方はそうではないでしょう。それはとっても幸せなことだと思うわ、私はもう何も知らないで幸せになることなどできない立場だから。
- ただね、説明しなくてはわからないようなものは説明してもわかるようなものではないのよ。だから私は最初からフルスロットルで接するし、それ以外の方法で私が私を保つことなんてできないのよ。それが唯、私なりの人間への礼儀なんだ。私も私なりに私の宿命に逆らうのに必死なんだ。
- 私は信じている、あなたが普段吸わない煙草を吸うという行為が私たちに対しての一つの媚びであり、リスペクトであり、友情の印であるということを。
- あなたはあなたで、私は私。私もあなたも互いを批判する権利は有しているが、互いを否定する権利なんて誰もが有していないのよ。
- 気持ちは刻一刻と変わっていく。それを咎めることなど私にはできない。でも中途半端な関係ならいらないわ。さぁ、なかったことにしましょう。
- 私は私が受け入れられないことに怒るわけではない。それはある意味では仕方のないことだからだ。「あなたが好き」と言われ付き合っても何日かして「あなたが嫌い」と言われ別れることになってもそのことに私は怒りはしない。私ではどうすることもできない真実で、ただ受け入れることしかできないものだからだ。
- 衝撃→哀しみ→受け入れ→怒り
- 感動→楽しみ→理解→喜び
- 防御を極めた人間のする攻撃は面白くない。創造性に欠けるからだ。常に受け身だからだ。防御しながら攻撃をするんだ。スポーツだってそうだろう、相手を片腕で抑えながらボールを保持し攻撃をする。いつだって二律背反に苛まれていない人間なんてバランスが悪い。最低限二つのことが同時進行している。
- 宗教的であるのかもしれないが私は苦しさを伴わない快楽を快楽だと認めていない。
- 社会は殺人を認めないが私は快楽殺人をする者を認めない。単なる異常者だ。育ってきた環境やトラウマがそこに起因していると言われても納得しない。その環境に甘んじ祟りを受けたのはあなたのせいなんだから。私は決して快楽殺人を認めない。
- 私が認めるのは人を殺すのが苦しくて苦しくて仕方が無い人間のやる殺人だけだ。それで私が殺されるのであれば甘んじよう。然しそれ以外の殺人に対して私は寛容でない。その標的が私だとしたら私は私の身を守る為に自己防衛的にそいつを殺すだろう。
- 約束というものは日々劣化していく。そもそも約束なんてものは今だけの約束だ。だからその今を伸ばしていくことができなかったあなただけの責任ではなく、私とあなたの責任なんだ。
- みんなエゴイスティックに生きている。老人の手を引いて横断歩道を渡る社会通念上善良な若者もそれはその若者のエゴだ。それでも人間ってのは他者の存在からしか自身の存在を確認できない。自分一人では生きられない。生きれるならロシアにでも行きなさい。エゴイスティックにやりながらも最低限、覚悟と責任だけは持ちなさい。
- 兎に角どんな人間も自分が関わっている目の前の人間を目の前の人間の落ち度でなく自身の都合によるものだけで悲しませてはならない。
- 目の前の人間には両親があり、祖父や祖母が、兄や妹がいて、今私の目の前にいる。そんなあなたの心を私が自由に引き裂いていいわけがない。私は責任を持ってあなたと関わる。それとはっきりとものを言うことに相関性はない。ただ関わったら最後までやるよ。私があなたに話しかけたんだ、その責任は取るよ。
- いつまでも生き物との対等関係を本気で望むのなら自分に常に枷を課すことを勧める。私は誰よりも馬鹿だから目の前の人間にはっきりと私の意見を言う。それが人間だろうと動物だろうと年上だろうと年下だろうと女だろうが男だろうが、だ。私はいつでもチャレンジャー。相手を捉え切れてしまう瞬間を夢見る。
- その人間に対して捉え切れてしまい飽きてしまうという事態は起こり得ない。何故ならどの人間も毎秒変化しているからだ。仮にそんなことがあるとしたら自分の感受性が鈍っているのではないかと私は疑う。死ぬその瞬間まで私は私に対して懐疑的でありたい。私は目の前のどんな人間よりも馬鹿だからだ。
- ゆっくり急げ。
- 真面目に遊べ。
- 驥簣覊憂麟欝羮齏乳灑癈
- 馬鹿は馬鹿だから馬鹿なんだよね。馬を鹿と言う様な馬鹿のことさ。それが私よ。でも真剣なの。間違ってるなら間違ってると真剣に注意して。
- (馬鹿みたいに)真剣な人間を馬鹿にしないで。
- 真剣に生きてるってのがとても馬鹿らしくなる。でもそれはあくまで私の「真剣」であってあなた方の「真剣」ではない。だけど私は私の真剣を抜いて目の前の人と真剣に斬り合うことしかできない。それが私の「真剣」だから。
- 何かをよくしようとすることでなくてもよくしようと思うこと自体が既に人間のエゴなんだよ。
@pongseon prêt-à-porter