prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「親友に対する評価」

あなたを選ばないのは幸せになれるという確証のないこの世界で必ず幸せになれるという確信を持てるからだ。私はその幸せを勝ち取る為に色々とこねくりまわして考えてきたし、そんなにあっさりとそれが手に入ったって大きな何かから逃げてるみたいで嫌じゃな…

何番がお好き? vol.33

偶然性を認めないという考え方、私は大好です。表現者が作品に対して先ず持ってもらいたい意識の一つですね。約束は破られる為だけに存在するかの様だ。私はあなたの愛する私を愛し、あなたは私の愛するあなたを愛す。それが互いを愛しているということであ…

「ボルゾイ」

⚫︎ボルゾイロシア語で俊敏の意。この犬種は本来、優れた視覚で獲物を捉えて追いかけるという猟に使われるが、それには主人から遠く離れて犬自身の判断で行動する必要がある。そのため(これはサイトハウンド一般について言えることであるが)人間の指示をあ…

何番がお好き? vol.32

覚悟です、勝負です、根性です。真っ向勝負でマンモスに勝つまで私は死ねない。「イルカの歯はおよそ80本あるが食べるときは丸飲みである」男だろうが女だろうが、私に物理的に触ることを簡単には許しません。中性ではなく、男性であり女性であること。役を…

「プリンセス不在」

王子様が何故プリンセスと出会えるかわかる?それは王子様がプリンセスを血眼になって探すからでも、プリンセスが待ち合わせの場所で何時間も待つからでもない。それはプリンセスなんてものは常に不在だからだ。王子様はその対象を知らない、プリンセスもま…

「コピー」

私たちは往々にしてコピーをする時コピー機に原本を忘れてきてしまう。でも別に私はそれを否定しない。私たちは【コピーをする時コピー機に原本を忘れてきてしまう】ことを知っている。だから私たちはコピー機に原本を忘れてきてしまうことを避けることがで…

何番がお好き? vol.31

どんなに演者の演技が下手でも流れと台詞だけ間違わなければ私は平気でドラマでだって泣くわよ。ズルいよ、人のことは平気で傷つけるのに自分が辛い時には泣いてすがってくるだなんて。私はね、そういう筋違いなことを死んでもしない。そういう弱さを盾にし…

何番がお好き? vol.30

トカレフ TT33私たちは死の上にやっと生きていて、それならば生きていることに誇りを持たねばならないと思うのよ。要するにね、生きているんだってことを全肯定するのよ。メリーゴーランドではない、メリーゴーラウンドだ。母との対峙はいつだってこの世…

「あなたが怒る時」

人に対してね、怒るってことはね、本当はその人がどういうつもりなのか完璧に理解できなくてはできないはずなのよ。自分は自分自身のことを理解できる。対象は対象自身のことを理解できる。では、自分は対象を完全完璧に理解しているのか。対象は自分を完全…

「私の会話」

入院している友人の見舞いに行き「大丈夫?」と私は声をかける。「大丈夫?」という言葉が何も生まないことを、または病人にとっては聞きたくもない、聞き尽くされた言葉であることを私は想像している。それを知りながらそう声をかける。ここまでの思考の経…

「片割れ」

古代の神話によれば、男と女はもともとひとりの人間として作られたのだという。旧約聖書の創世記には、最初の人間はアダムただひとりだったと書かれている。だが神はアダムからあばら骨を取ってイブを作る。人類最初の男と女は、かつてひとりの人間として存…

「酒鬼薔薇聖斗の声明文」

神戸新聞社へこの前ボクが出ている時にたまたま、テレビがついており、それを見ていたところ、報道人がボクの名を読み違えて「鬼薔薇」(オニバラ)と言っているのを聞いた人の名を読み違えるなどこの上なく愚弄な行為である。表の紙に書いた文字は、暗号で…

「父の男気」

40℃近い高熱で緊急検査入院することになった父が病室に運ばれてすぐ私と母に聞いた。「今日は何日だ?」11月2日、と私が即答した。今にも死にそうな父は母に耳打ちをする様に言った。「花屋に花束を頼んであるから明日取りに行ってくれ」明日は父と母の結婚…