prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

何番がお好き? vol.54

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  1. 罠を仕掛けられたのよ。私は馬鹿みたいに知っていながらに捕まるかどうかを私で考えることになった。仮にそこで捕まらないことを選択したのなら、罠を仕掛けた張本人を逆に罠にかけ生け捕りにする他、選択肢は残されていなかった。

  2. 場合によっては待つことで全てが満たされることもある。

  3. 京都の人は無条件に怖い。でもそういう外と中が明らかに違う人の核心をぶっ壊したいとは思わないか。私はぶっ壊したい。人間のその核の部分までの距離というのはどんな人間も大して変わらない。核心部分は誰にも触れさせないようにできているんだ。そのことを本人が知っていようが、知っていなかろうが。

  4. 私は結局私が全肯定されることを望んでいる。でもね、客観的に見てそんなこと起こるわけないのよ(勿論誰もがそうだとは思うけど)。本当は全肯定してもらいたいの。でもそんなことあるわけないから超批判してほしいのよ。だけどね、褒めるべきとこは褒めてほしい、褒めるべきとこって自分である程度わかるから。

  5. 制限や条件がある方が本気が出せるじゃないか。

  6. わからないんだよね、条件や制限があるからできないとかって言うの。だからそういうの聞くと本当に欲しいわけじゃないんだってがっかりするの。私ね、会いに来てほしいと言われたら今からブラジルにだって飛ぶわよ。本気よ。逆にそうできない理由がわからないのよ。それより大事なことって何があるの?

  7. 面倒くさいことはナシにしよう。そうでなければあなたの発言する一般的にいい意味である言葉たちが全て裏返しの意味なのではないかと邪推し、それにより疲れ果て死んでしまう。ラインを決めましょう、ここからです、真っ直ぐの基準で、一切の噓なく。

  8. 例えば話したい人と話せることが決まったらそれだけで私は満足なの。その人と話すことというのは私にとってメインの後のデザートなのよ。フランス料理をお行儀よく食べて、赤ワインを大胆にこぼして、微動だにせず店員が来るのを笑顔で待ちたい、それがマナーだから。

  9. 分離、コミュニケーションがちゃんと取れる人って本当に少ない。それは私が変だからとかそういうことではないと思うの、思いやりの問題だと思う。要するにみんな思いやりがないのよ、私からしたら。何で相手と自分の立ち位置を随時確認しながら会話できないんだろう。

  10. 何もかもを忘れ、ただただ途方に暮れたかったらコッポラの『地獄の黙示録』を観なさい。私は毎年真夏に冷房をガンガンにして真っ暗な部屋で一人観ています。

  11. 飲食店ですいませーんの声が店員に届かず女への見栄からそれを店員が悪いとキレる男を女は冷静に分析する。その論理的矛盾に気付くからだとしよう。それなのになぜ女が怒り狂って発言することやその要因に、それらを生み出した張本人なのに、論理的整合性が取れないのだろうか。結局あなたはあなたの毛嫌いする様な店員にキレる男と同等なのよ。

  12. 料理に添えられるわさびというのはこの料理にあたる可能性があるいう注意書きである。

  13. 敵だろうと何だろうと信頼に値するってやつを私は愛している。はたから見たり、表面的に見ると殺し合いのように思えるのかもしれないが、そこには掟やスポーツマンシップがある。そういう殺し合いのもとなら仮に私は死んだとしても本当に本望なんだ。ルールがあることで、より殺し合いが悲惨になればなるほどいいと思う。

  14. 私が私の時間をどんなことであろうと割いているということは、その人を愛しているということなのよ。だからね、電話をする時には「この瞬間にあなたでなくては」と思ってかけなくちゃならないのよ。みんな生きている。生きるのは辛い。でもそれが本能だとしても、私は生きることを選んでいる。だからせめて最高の一手を選び取りたい。

  15. あなたは私に罪の意識を持つだろう。それでこそ対等だ。あなたが何も言わなければ何も起こらなかったからだ。勿論初めの一歩目はこちらからだった。それを差し引いてもあなたには罪悪感があるだろう。あなたはそれも承知でいるのだから私はあなたを信頼している。仮にあなたが私の前から黙って去ろうとも。

  16. 私、約束ってできないの。だってその時のそういう気分や体調を保証できないから。だから私にとって約束って、百歩譲って一時間後なのよ。それでもかなりおまけしている。

  17. 死と生は自分を扉(ドア)にして行ったり来たりしている。

  18. 私の欲しいものは『完全な不完全』。ユーモアが常識の上に成り立つのと同じ。私が美しいと思うものは全てがこの構造。「イルカの歯はおよそ80本あるが食べるときは丸飲みである」仮にイルカに歯がなかったら、丸呑みする権利なんて与えられない。でも歯があるならどんな食べ方をしても構わない。

  19. 私の理想はね、徹底的な理の後にやっと感情があってほしいのよ。

  20. ある人の為にやっていたことが、結果的に違う誰かの為になることを私は運命と呼んでいます。

  21. 私には性癖があって、どうしても欲しかったものをやっとの思いで手に入れ、それを手放すことで興奮を覚えるの。だから私、大好きな人がいてその人を手放すことで興奮するの。噓よ。でも代わりじゃないけど、私がずっと大切にしてきたこれをその人に差し上げたの。その人は言った。「トカレフ……」と。

  22. 春樹や太宰を読んでも何の勇気ももらえないことを私たちは経験的に知っている。本気で現状を打開したいと思う人には龍や三島が必要なはずなのよ。それでも困った時に私たちが春樹や太宰を読むのは、極端に言えば現実逃避したいからよ。どうせ夜が明けるまで側にいて付き添ってもらいたいだけなのよ。

  23. 私の愛は法律やルール、社会通念の上にはない。

  24. 哲学や芸術のよさは、法律やルール、社会通念を踏まえているところだ、アンチテーゼとも言えよう。法律を基準にしかしない法律家を私は信じない。かといってモラルも何もない法律家を信じることもない。全てを知りながらに自分の言動に責任を持ち、且つ論理的矛盾のない人間でなくてはならない。

  25. 本当に愛し愛されたい時、相手を奴隷にしたいと思うと同時に相手の奴隷になりたいと思えない心理が私にはわからないんです。これは極端でも究極でもない。むしろ至極ナチュラルなものだと思う。奴隷になることとご主人様になることってほとんど同じだと思う。愛し愛されているのであれば万事オッケー。

  26. ここぞという場面で自分が可哀想と自己保身に走る人を私は信じない。私はそれを恥だと思う。感情的には逃げたい。だけど私はそこで理をもって感情を捩じ伏せる。あなたの様に逃げてしまう人間と私は違う。あなたを私が批判できるのは私があなたの、その自己保身に走る気持ちを十分理解できるからだ。

  27. 私が忌み嫌い批判するのは間違った返しをドヤ顔でするということなんです。ドヤ顔でするのなら、その解釈をや意味を1㎜も間違えてはならないだろうし、仮にわからないのであれば私わからないですけど顔して答えなくてはならないだろう。

  28. 人間というのはね、半分くらいはこの世界に身体を預けているはずなの。それで何とか水平性を保っているの。だからみんな、ちゃんとした人なんていないのよ。どこかおかしくさせておいて、やっと生きているのよ。

  29. ロシアのロと口車の口は若干だが異なる。

  30. 土曜の午前が一週間の中で一番好き。小学生の頃から変わらない。それは金曜まで学校や仕事で、土曜が休みだからではない。大学時代一週間のうち大学に行ったのは一日くらいだったけれど、それでも土曜の午前が一番好きだった。私にとって、土曜の午前は絶対なの。

  31. 私は私の為だけにあなたと歩くの、食事をするの、煙草を吸うの、あくびをするの、体操をするの、走るの、止まるの、付き合うの。

  32. 目の前に嫌なことがあるとして、それに真っ向勝負で勝てないのであれば、一時的に逃げられたとしてもその敵はまたあなたを襲うだろう。力をつけリベンジする気ならいいわ。でもそうでなくただその敵から逃げたい-再戦に向けて努力しない-のであれば、むしろ敵は大きくなってあなたの前にまた現れる。

  33. 感情と理がある。感情を殺さず生かすためには必ず理が必要である。私は理なくして感情に辿り着かない、何故ならこの社会で生きているからだ。しかし、仮に私が動物であったとしても矢張り私は先ず理を取る、それで死のうとも。私の理は、私そのものであり、常に徹底的な理の上に、私の感情は在る。

  34. いつでもセックスできる状態の時にセックスしないというのがセックスの醍醐味でしょう。セックスに限らず何事もそうだと思うけど。

  35. 社会性のある女とは、自分以外の人間と関わる時に自分の言動に論理的矛盾を生じさせない人間のこと、あるいは矛盾を孕んだ言動を選択したとしたら、それを自身で全て回収できる人間のことかしらね。

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@ 秋人間

何番がお好き? vol.53

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  1. 気圧の変化なんかで偏頭痛が始まるのだけど-幼少期から偏頭痛持ちで、慢性的に頭が痛いからといって-慣れたとは言わない。けどこうやって頭痛がすることに、こういう違和感に感謝をしているの。割に耐えられないくらい痛いのだけど。嗚呼生きているなと思うのよ。そうやってしか生きていけない。

  2. 私が救われると思える言葉が他者にとっても他者が救われるような言葉だと勘違いするようなものが理性であるはずがない。

  3. 自分が世界で一番辛いと思っていて、且つそれを言動の節々に-意図的であろうとなかろうと-見え隠れさせてしまう人無理。

  4. カメラマンもダンサーも信じられない。私が信頼するのは自身の表現したいものを、主に構造を文字に起こせる人間だけだ。手当たり次第とか根拠や証拠のないものを表現するなんて大嫌い。それが仮にできなくとも最低限そうすべきであるということくらいは肝に銘じておいて欲しい。

  5. 私がこの世界に入ったのは、藝大の先端にいた友人と美輪明宏村上龍のせいであり、お蔭である。

  6. 答えだけを求める人って結局、次同じ事が起きたら対応できないのよ。だからタメにならないの。それにその状態の人に答えをあげても途中式がないからちゃんとした答えにならないのよ。だから全部自分だけで考えなきゃならないの。例えそれが本当の答えと違っても、今のあなたの答えはそれなんだから自信持って行こう。

  7. 例えば悩みに悩んでいた時に答えの様なものを明示されなくてもあなたは答えに辿り着いているじゃないか。それでいいと思うのだけど、その期間答えが出ずに苦しんだ期間こそがあなたの途中式で、その途中式なしでは必ずその答えは出てこないのよ。

  8. 大人や親が子供にできる事、またはやるべき事は何かを教えることでなく、子供の自発的なものを促してやる事だけだ。勿論まずは真っ直ぐな道徳、倫理感、これは最低限教える必要があるだろう。でもその後には子供が自分で気付いていなかくてはならない。上から押し付けらるものを子供がそのまま受け入れるはずがない。

  9. 私たちにできる事は、何かに対する正解のような答えを与える事でなく、選択肢を増やしてあげる事だけだ。危ない思想を持つのは構わない。ただそれは必ず子供から自発的に出てきたものでなくてはならない。私たちは人に何かを教える事なんかできない。私たち同様、子供も自ら学ぶのだ、掴み取るんだ。

  10. 女の子に会うより男の子に会う方が緊張するし、香水ふりかける量多くなる。

  11. 「誰もいない独房の様な場所でドアをドンドンと叩き続け、助けてと私は叫ぶ。でもどこからも返事は返ってこない。私はこれをもう何分、何時間、何年続けているのだかわからない。でも、私は生きていける、恐らく隣の部屋では私と同じ思いで同じ様にドアを叩いている人間がいるだろうから」

  12. その人の名前を間違えることってそんなに失礼なことなのかな。私にはあんまりわからない。名前を間違えて呼んだ人にめちゃくちゃ怒れるくらいのことなのかな。そういうの私にはわからない。その時にその人が呼ぶ私の名前こそがその時の私の名前なのよ。私、他者に私の価値観を押し付けたくないの。混乱した状況で、世界がひっくり返って反転しそうで世界中の人々が慌てている時だけ、ちゃんとした名前を呼んであげればいいじゃない。それ以外に名前が必要な時なんてあるのかな。私は私とあなたというものだけでいける。

  13. 私の世界では、痴漢が許せないと言うにはね、極端なことを言えば1回くらいは痴漢をしてみなくちゃならないのよ。要するにね、私の世界ではね、自分だけを責めなくちゃならないのよ。

  14. セックスという音が好きなの、実際のセックスなんかよりも。

  15. 私たちが目隠しをして出会っているのならまた話は違っただろう。

  16. 恐ろしくて踏み込みたくないと思うところに飛び込むことこそが私に課せられた使命なの。

  17. 自分の国という安心もない所で両親や兄弟、親族、友人、どんな人間とも自分は繋がっていない、連続していないという事実をちゃんと背負っている人でないと私はその人とコミュニケーション取れない。理想は、相手との会話を対自分との会話で全てやってきていて、あとは目が合うだけ。話すことはない。

  18. 原則的には一人っ子の人が好き。兄弟や姉妹のいる人間を、そこに安住して生きてきた人間を私は信じられない。

  19. 何度も言いますが、私の言葉は19歳の女の子が20歳の女になる為だけに存在します。カサヴェテス曰く、最近はその年齢も少し高くなっているそうですので、女の子を女にする為だけに存在するということにしておきましょうかね。ターゲット層を広げました。

  20. 私は本気で生きれば王子様は現れるということを伝えたいんです。それにしても世の王子様を待つ女の子の努力が足りないんだよね。

  21. やっぱり私のコンプレックスって不幸がまだまだ足りていないってことなのよ。

  22. 不幸な事態が起きないと生きている感じがしないの。

  23. 私、基本的にね、私の持ち物とか何でも、それ欲しいですって言われたらどんなに高価なものでも、気に入っていて手放したくないものでも絶対にその場ですぐに差し上げる様にしているの。本当よ。それをその後に質屋に入れてきてもらっても全然構わないの。ただその人の為にならない様な、全く使わないとか、そういう使い方だけはして欲しくないの。本当はそれすら差し上げてしまった後ではその人の自由だけどね。押し付けがましいのは承知で一言だけ言わせてもらえればって感じで上のことを思う。

  24. あなたに覚悟があって、ロジックに整合性が取れていて、且つ私を震わせるくらいの情熱があればこんな心もすぐに差し上げちゃうのに。でも多分それは普通の人が思う様な覚悟やロジックの整合性や情熱とは違うんだと思う。私の思い描いているものってとんでもなく無茶なものなんだと思う。だからそれに届かないものなら私は拒否するの。だって到底本気だとは思えないんだもの。

  25. あなたはそれを早く読み進めるべきだと私は思うの。コーディネートみたいなものよ。このワンピースあなたにぴったりだと思ったら何十万もするものでもあげたくなっちゃうでしょう。そういうことなの。でも多少なりともあなたに義理や迷惑みたいなものが発生しそうならやめておくわ。

  26. 私、特定の愛をあげる対象がいない時って無尽蔵に色んな人に愛を振りまけるのよ。でも全て本気。別に性交がしたくてそうしている訳では決してない。だから特定の愛をあげる対象を決めた時にはその分を全てその人にだけ差し上げるの。それは完全完璧なものなの。私の全てなの。それが欲しいと思わない?

  27. 私がいくらかひねくれているのかもしれない。でも私には-これはコンプレックスの一つなんだけど-両親もいて大学にも行けて仕事にもありつけて何一つ決定的な、宿命的な不運みたいなものがないの。私の周りってほとんど人が死なないし。私凄くラッキーなの。それは自負している。だからね、苦しいの。

  28. 私は私とイーヴンな関係が常に保てる人間と会話がしたい。ほとんどの馬鹿との会話は五分もすると、優劣や順位が自動的についていて-馬鹿はそれに気付けないから馬鹿なのだが-主従関係が生まれる。私はそんなの望んでいない。だけどそうなってしまう。私が一切手を緩めることを知らない馬鹿だからだ。

  29. 私の求める会話ができたのは過去四人。ただ不快にもならず、させない会話ができたのはそこそこいる。一般常識人というやつだ。私を不快にさせそれに気付かず自らは不快になっていない馬鹿というのは過去会話してきた人間の五割くらいか。私は君の意図がわかる、でも君は私の意図を理解していない。

  30. 私がいくらかひねくれているのかもしれない。でも私には-これはコンプレックスの一つなんだけど-両親もいて大学にも行けて仕事にもありつけて何一つ決定的な、宿命的な不運みたいなものがないの。私の周りってほとんど人が死なないし。私ラッキーボーイなの。それは自負している。変だけどね、だから苦しいのよ。

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何番がお好き? vol.52

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  1. 人間は同時に二匹以上の蛙を食べると死んでしまう。

  2. 私はね、どんなに素晴らしい愛が全く分かり合えない様な人間とすれ違いながらも互いに分かり合おうと「努力」することによって成り立つものだとしても、仮にそれをこそ愛と呼ぶのだとしても、私はそんなの耐えられないし、要らない。私はロジックの整合性なんかの話をしているわけではない。その人が、何でもいいのだけど貫き通していて、私がその人のことを気に入れば側にいて長く話すことでしょう。でも何も貫かず、更には社会通念や一般常識とされるものを盾にする人間とは人間関係を結ばない、その関係を築く上で建設的でないからだ。もしかすると私はロジックの話をしているのかもしれない。

  3. 【タイマン真っ向勝負】表と裏の会話を並行させながらユーモア的毒物や殺人的果物をプレゼントし合うの。互いが互いの領土を侵犯するの。それでそっくりそのまま対象と入れ替わるの。私たちの求める《戦争》や愛というのはそういうものでしょう。

  4. 噓のない、いや噓が通じない、というか噓みたいなものは存在しない世界に私はいたい。相手も私も互いの視線だけで考えの奥深くまでわかってしまう。だから噓をつくことが一つのユーモアにしかならない世界になる。そこには噓も本当もない。ただ全てが良くも悪くも在る世界。そこにいたら私は幸せなの。そこでは会話をする必要がない。全ては筒抜けだからだ。だからもう沈黙しか会話にならなくなる。言葉を発することがどれ程馬鹿らしいことか互いによく知っている。そういう関係にまで達した後に私たちはやっと会話をするの。「今日は天気がいいね」と。それは既に一般的な挨拶的天気の話ではないのだ。どれ程酷く醜く差別的な言葉を発せども「愛してる」「好き」という意味にしかならない。要するに詰んでいるのよ。八方塞がりなの。もう黙るしかないのよ。そういう経験をしたことがある?外で本当に会話をし尽くした人間にしか、あるいは自分との対話をみっちりやった人間にしかできない芸当なのよ。

  5. 私は連敗記録を積み上げて生きている。

  6. 視線だけで自分がどんな欲望を持っているかわかられてしまう様な世界に私たちは生きているのよ。本当に自分のことを理解してほしいのなら先ずは目を瞑って自分自身と本気で対話をするべきなのよ。

  7. 誰も私のダブルミーニングな言葉に、暗に意味することを発しているのに気付かない。でも私は気付いている、誰かがそのことに気付いていて、気付いているにも拘らずただ目視していることを。そういう立場や状況で動けないのかもしれない。ならば私はそれを尊重する。私はいつだって私の旗を振るだけ。

  8. 偶然性を認めないという考え方、私は大好です。表現者が作品に対して先ず持ってもらいたい意識の一つですね。偶然なんてあってもらっては困るのよ、そんなのその人が気付けるか気付けないかの差よ。勘違いしまくれば全てが偶然なのよ。私たちの目の前で起こっている事象というものに他者と差はない。

  9. 私は昔から地震が怖かった。私が幼い頃、父は季節の変わり目には必ず地震がある、と言った。私はそれで季節の変わり目の地震だけは怖くなくなった。しかし不思議なことに季節の変わり目でない地震なんてものは存在しなかった。季節の変わり目なんてものの定義は大変に曖昧だからだ。

  10. 性を感じさせないとの評価を頂いたのだがそれはとんでもない勘違いだ。どんな文脈で私を理解しているのだろうか。偶像を見られていても困る。私は中性では決してない。私は両極端に男性であり女性である。男と女を行ったり来たりして私のポジションを保っている。男になると女を抱き女になると男に抱かれる。比喩です。

  11. 私はある意味では科学者で、仮定を掲げてから身をもってそれを証明するの。そうしてきたのよ。

  12. 言葉は愛で、愛は唯一理性的なものだ。

  13. 何だかを創作するという行為は性別を失くす結果を生む。

  14. 恋愛の域から出ていない言葉というのは魅力的でない。宇多田ヒカルはインタビュアーに恋愛の歌ですか、と散々聞かれてきた。だけど宇多田ヒカルは答える、人生の歌だと。宇多田ヒカルの作品は表面的には恋愛の歌の様に思われるかもしれない。でもそれは間違いだ。恋愛要素の含まれる人生の歌なんだ。

  15. 私は自分が選択して行ったことに何の後悔もしない。昨日観に行った舞台がとんでもなくつまらないものだったとしてもだ。私は楽しみにして観に行った。ただ結果つまらなかった。例えば何処かの世界で観に行かない私がいたら最高にいい舞台だと思い続けていただろう。私は悲しみと無なら悲しみを選ぶ。

  16. 私のこのエネルギーは一人の人を愛す為だけにある。

  17. イルカが大きくなればクジラだというのと同じで、そうめんの延長線上にはうどんがある。

  18. 例えば男と女がいて、男がその女のことを嫌いで憎んでいて相当酷いことをし続けるの。誰が見ても男はその女のこと嫌いなの。女もそれがわかるの。でも腐れ縁みたいな感じで二人は近くにずっといるのね。それで男が死ぬ時に、「君のことが好きなんだ」と言うと、女は「知っているわよ」と言うの。

  19. ダンスって究極は歩き方でしょう。

  20. ダンスというのは個人競技か団体競技かで言えば私は恐らく前者だと思うのよ。だからそれに反するダンスを私は認めない。それを例えば後者だとするのなら共産主義国の軍人の行進こそがそれだ。それをダンスだと言うのなら、ね。

  21. 私の芸術で言えば、身体表現をするのなら身体表現をする前には必ず哲学者でいなくてはならないのよ。

  22. 私は文字に起こしていない人たちの世界って信じられないんだと思う。右脳にだけ頼っている感じがして根拠や証拠やソースや裏がないのよ。それを人間の創作物として私はとっても悲しく思うよ。

  23. 芸術というのは本物に限りなく近い偽物のことだから。噓をリアルにするという様なとこなのよね。でも、菅原小春のダンスはそういうのに向いていない。私はけなしていない。むしろ凄いんだ。過去や未来でなく今、月でなく太陽、噓でなく本当、理論でなく感情、しかも全てがハッピー、それで踊っている。

  24. 人間としてその人のできる範囲でいいから整合性、無矛盾性をもたせていること。そして自分のわからない範囲のことについてはわからないと言えること。それだけが私の評価対象だ。

  25. 人が何に怒ったのかを完璧に理解する前に謝れる精神が私にはわからない。事態を完璧に飲み込む以前というのは私の中では私に一切落ち度がないからだ。私は私の責任のもと全ての行動を決定している。一つ一つの行動に根拠がある。だから単に相手が怒っているからという理由だけでは、私は謝らない。

  26. 私が鳥獣戯画マグリット若冲と蕪村、単位展、レオナール・フジタに行かないのは、そこまで欲していないんだと思う。だって私は演劇なんぞそこまで積極的に観に行かない人間なのに、私はこうして死んでもこの目で見たいと思う人間が出る舞台ならホール前で当日券を買う為に何時間も前から並ぶのよ。

  27. 私はご存知の様にどんなに美味しいお店だとしても並んで飲食店には入らない。それが旅行先の必ずそこに行ったのなら入らなければならないとする場所だとしても並ぶのなら私はコンビニエンスストアでおにぎりとお茶を買って歩きながら食事を取る。並ぶのって馬鹿のすることよ。イタリアじゃ並ばない。

  28. 単に単純で素直な人というのは私たちにとって悪でしかない。

  29. 女の声なんてのは、ハスキーであればある程、枯れていれば枯れている程、低ければ低い程いい。

  30. 私は他者のどんなSOSをも見逃したくない。でも私が救うに値する人間しか助けない。努力をしない者には手を差し伸べない。全て手を尽くしてもなお解決できないことがあってSOSサインを私に出すのなら-私でよければ-最大限手を貸させて頂きます。

  31. ニュートラルみたいな単語は、その前にも後にもどんな修飾語をも必要としない。ニュートラルという単語そのもので完全完璧であるからだ。

  32. 究極に偏るか、ニュートラルでいるかのどちらかよ。但し、偏る場合はその偏り方を自身で他者に説明できなくてはならないと思うわ、そういう説明責任は伴うと思うのよ。だからニュートラルが一番最強なのよね、説明責任が伴わないから。でも私は感情剥き出しでいたい、ニュートラルでなんかいたくない。

  33. 私は右脳よりも左脳を取るの。人間だから。でもだからって右脳のことを馬鹿にしていないし、究極は右脳のやることだと思っている。でもね、私は人間だから、だから左脳で右脳のやることをしたいの。それが私の言う「完全を経た不完全」なの。直感が全ては経験から成り立つということと一緒。

  34. 他者に絶望され見離されると恐怖を感じ何事にも手がつかなくなる者よ。では何故その他者に自ら発言などできよう。皆目見当がつかない。それが恐ろしいのなら他者の前では微動だにしてはならない、発言をするだなんて言語道断。極端に言えば、呼吸すらしてはならない。その者の前であなたは死ぬのよ。

  35. こうしっくりぴったり来ないというのが本当はしっくりぴったり来ているってことなのよね。
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@ 秋人間


「他者と自分を変える」

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私は弱い人間が嫌いではない。

何故なら私が弱いからだ。
もっとも人間なんてものは弱いのだろう。
 
ただ、その弱さを他者の目の前で嘆く者にはやや批判的だ。
その弱さを自らの力で回収できるのなら「無問題」だ。しかし、その弱さを嘆く行為を恥じない、またその恥ずべき行為の責任を取らない者には、緊急事態においても、私は私の血は分け与えないだろう。
 
方法は二つに一つである。
他者を変えるか、または自分を変えるかである。
 
自分の思い通りの世界になって欲しい
 
そう願う時、自分の力で他者を変えればいい、変えられないのであれば、自分が変わればいい。
それだけだ。
その様に自分を変えていると、いつの間にか自分の思い通りの世界になっているものだ。
 
自分の理想に自分の現実が追っつかない。
それは要するに、自分の力が足りないだけである。
誰もが自分の理想通りの世界にしたいはずである。
私は究極、全員が私になればいいと、それこそが世界平和に繋がるとさえ考えている。
おそらく、私は私の中の世界でのことだが、私を相当に高く評価している。
 
「全員を私にする作業」
 
それをするためには」も−−大変遠回りで一見すると真逆の方法の様に感じられるかもしれないが」も−−他者と出会う度にその他者に私がなることが必要である。
現時点で他者を変えられる力がないのであれば、それしか方法がない。
私がこの世界全員になるのである。
それが世界平和に繋がる。
 
私は私の世界の中だけでだが、私を高く評価している。
しかし、他者の存在する空間に一度飛び出すと強烈な劣等感に襲われる。
そこでは私はいつでも最下位だ。
力のない者は、力のある者を真似して勉強するしかない。私は他者を見習い完全完璧にその他者になろうとする。
そうしてしか自分の力はついていかない。
 
 
他者に絶望され見離されると恐怖を感じ何事にも手がつかなくなる者よ。
では何故その他者に自ら発言などできよう。
それが恐ろしいのなら他者の前では微動だにしてはならない、発言をするだなんて言語道断。極端に言えば、呼吸すらしてはならない。
その者の前であなたは死ぬのよ。
それがあなたの願いでしょう。
 
 
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何番がお好き? vol.51

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  1. 「私ね、幼い頃にどうしても『透明』の色が見たかったの。ほら、例えばここに透明なグラスがあるでしょう、これを空に上げて見ると空の水色や雲の白が見えるわよね、森の中で見ると後ろの木々や葉っぱの色が見える。要するに、背景によってその色は変わるのよ。その時にね、私、絶望したの。一生『透明』の色を見れないことに」

  2. 例えば不治の病にかかって苦しくてもう生きている意味がないから殺してくれと、大好きで愛している人に頼まれたら、私にとってそれが一切の利益がなく相手にとってだけ利益がある場合に、私はそれを初めて実行する。そこに私にとっての利益が少しでも含まれるのなら私はそれを実行しない。例えば私の潔癖性というのはそういうものなの。私の愛とはそういうものなの。

  3. 私はね、例えば修学旅行やら合宿やらで大勢で大部屋で寝なきゃならない時にね、絶対に端っこで寝るの、本当は私ね、端っこで寝るの本当に嫌なの、お化けが出たりしそうだから怖くて怖くてたまらない。でもね、誰よりも最後まで起きていて、誰よりも早く起きるの。私ね、そういう風にして生きてきたの。

  4. 入口だけがその出口を知っている。

  5. いつだって単なる敗者の味方になるのは癪だ。努力していない敗者に手を差し伸べるほど私は馬鹿じゃない。基本的に敗者は嫌いだ。私は勝者の悲しみに触れたいの。

  6. 私はね、単に親のいないという悲しみより親がいるのに感じられる親不在感の方が苦しいと思うのよ。私はね、そういう風に感じて生きてきた人間の味方になりたいの。黒人みたいに見た目ではっきりと差別される方が余程楽なのよ。いっそ親もいなくて、肌も真っ黒だったらよかったのに、と思う人生なの。

  7. 相殺って その意味も語感も字面も大好き。なんか愛って感じがするのよ。Aufhebenなんてのはもっといいね、ニーチェの善悪の彼岸、超人って感じがする、恐らく三島由紀夫もここにいるだろう。

  8. 女の外見なんていうのは強ければ強い程いい。怖ければ怖い程いい。恐ければ恐い程いい。

  9. 肉と血は変えられるけど骨は変えられない(科学的根拠なし)。

  10. 物理的に孤独であると同時に、どんなに工夫して話しても誰にも理解されない二重の寂しさが存在する。だから覚悟を決めて、それを背負うの。

  11. 居心地がよく全てを預けても構わないと思える様な団体や組織もない。家族や国なんてものもない。だから一人で生きるの。それが定められた宿命。でも少しも怖くない。納得できない部分が一つでもある団体や組織に所属している方が余程怖いもの。

  12. 論理的で建設的にお話を進められるかどうかも前提として勿論大事だけど、同時に相手が何を欲し何に怒り何に悲しむのかを瞬間瞬間で察知できる愛みたいなものも必要で、更にその上で相手をおちょくったり試したり騙したりする様なユーモアも大事なの。そういう人とならちゃんと信頼というものが築けるのよ。

  13. 私だってね、できるものなら歳上の、そうだな、広末涼子とか大塚寧々とか伊藤歩みたいないい女に泣きついて、頭を撫でられながらあなたは本当に頑張って生きている、と褒められたい。でもその人が私のことを寸分狂いなく理解していないのなら私はそんなのいらない。単なる慰めなら、やっぱりいらないの。

  14. 同じ風に思っていて、違う表現なら全く問題はない。アウトプットの仕方が違うだけだから。でも違う風に思っていて、同じ表現の場合は本当にタチが悪い。同じだと思った瞬間から、誤差が酷くなる。それは取り返しがつかない。人を簡単に信頼しないことね。あるいは信頼したら、最後まで信頼し切ることね。

  15. 私も瞬間冷凍やジップロックと、刹那を閉じ込めて未来へ持っていく為の色々な方法を試してみたのだけど、でも一番の方法は一緒に空気に触れて徐々にだけど、今は私もそれそのものも一緒に酸化して変化していくことが、本当の永遠の関係をつくれるのだという気がしているのよ。

  16. 感度の高い人となら会話もセックスも単なる確認作業にしかならないと思うのよ。要するに暇つぶしなのよ。でも多くは違う。わからないから会話してセックスするでしょう。それで余計にわからなくなるんでしょう。ここまで来たけどここはわからないという最後の一点を探す旅こそが会話でセックスであれ。

  17. 強迫観念が強過ぎて自由に動けた試しがない。

  18. 私はどこにも属したくない。ヒソカみたくそれが自分が最強だとわかっているという理由からなら、もう少し単純でわかり易かった。しかしそうでない。私は組織に属せるほど立派ではないというものと誰が組織なんかに属すもんですかというものが常に相反する。私には最初から国なてもの、ないんだから。

  19. 白人であるエミネムが黒人街で黒人のラップをするという宿命が私は好きなんです。とってもsympathyを感じます。

  20. 本当に悩みがあってモヤモヤするのなら『地獄の黙示録』や『ディア・ハンター』を観れば、吹っ飛ぶと思う。それでも吹っ飛ばないのなら、ある程度その人にとっては悩みなんでしょう。あるいは男なら射精を、女なら買い物をしてから本当にそれが悩みかどうか考えてみるといいでしょう。

  21. 私の技術ってあくまでタイマン専門なのよね。それ以上は噓だからよ、政治だからよ。三人以上の関係なんて政治でしょう。

  22. 私はセックスがしたいのではなく、戦争がしたいの。個人的な戦争。タイマン勝負。ぶっ殺し合い。真っ向勝負。武器を持たず、拳も使わず言葉も使わず、間で相手の先を取る、信頼の上にある本気の命の取り合い。陣取り合戦、愛。

  23. ただ私はプレイヤーでいることができなくなったら、何にも触れてはならないと思えてならないんです。どんなものでも自分が評価するには、自らが評価・批判される材料を持っていなくては、とてもイーヴンだとは思えないんです。別にクオリティの問題ではなく、自らを晒すこと、イーヴンであること。

  24. お花屋の机でポストカードにお母さんありがとうと書いている男の子を見た。もうそれだけで今日一日私はお腹がいっぱいなんです。

  25. 感受性って幼少期に親から教わるものなのかな。それとも自分の目が追うものの中から自然と湧き出てくるものなのかな。いずれにしろ《何故?》みたいなものが必要不可欠だと思う。

  26. 例えばその人間に本当に会いたかったらその人間の-仮に存在するのなら-発表している表現物に全て漁る。それからその作品やらを解読する、自分なりでも構わない。あとは本当に会いたいかどうかである。私は金城一紀さんに会いたい。一年以内に会います。古臭いやり方だけど、丁寧に手紙を書きます。

  27. 人と話しているとどれくらい信じてくれているか本当に数値に表せるくらいよくわかる。私は基本誰に対しても信じているのだけど、また恋愛になると変わるだろうけど、信じられていないってのはもうなんかやんなってしまうね、特に恋愛でなんかは。言葉とかじゃなく、本当にはっきりとわかるのよね。

  28. あなたの前提は私の前提ではない。私の前提はあなたの前提ではない。それが人間関係を築く上で前提になる。

  29. 私、偏っているのって嫌いだわ。なるべく客観的に見て欲しい。人間だから完璧にはそう見れないのは知っている。だけどその努力をしない人間を私は忌み嫌う。

  30. 自分で自信のあるところは言うけど、自信のないところは言わないみたいな自分の格好つけの為にだけ存在する整合性の取れていないルールを人様に見せる人って大嫌い。自分の感情や手前勝手な自尊心を常に優先する人って信じるに値しない。そんなものものともさせない絶対的な自分ルールを持ちなさいよ。

  31. 慢性的突発性人見知り

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「私の好きな単語を紹介します2015」

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手紙魔、他の追随を許さない、早とちり、音符、小骨、暗躍、代名詞、コミンテルン、パラレル、スラローム、ピクニック、殺陣、人道的、制限時間いっぱいです、悪党、エンブレム、メカニズム、バロメーター、馬車馬、ぴったり、装飾品、メトロノーム、銘柄、美醜、善悪、輪郭、門外漢、門外不出、ルビ、既製品、仮定、メンテナンス、個体、液体、気体、公共の福祉アスタリスクマーク、文章、構成、プレタポルテ、クレッセント、唯一解、プロパガンダ、ユニゾン、尾骶骨、痕跡器官、猪鹿蝶、スキーム、ドレープ、すこぶる、珠玉、使役、脈々と、黄金比、蛇腹、真鍮、いろもん、エンドレス、リピート、天秤、しのごの言わず、誤解を恐れずに言うと、美意識、美学、声楽、構造、構造美、後ろ前、証左、てくてく、最後通牒、メカニズム、回収、躾、論理的整合性、(二律)背反、充足理由律、止揚アウフヘーベン、ミュート、ロイター版、満艦飾、輪郭、誤解、矛盾、段取り、整合性、十年選手、額縁、大人子供、鈍器、和牛、上手、舞台、ポリエステル、パトロール、果物ナイフ、アーカイブ、お団子(髪の毛)、ぼんやり、組んず解れつ、中二階、隠語、ビーム、張本人、関係代名詞、ぽつねん、他人行儀、前戯、貿易、権化、手動、鎮座、殺処分、建設的、理解度、職業軍人、よーいドン、バックグラウンド、バイパス、妊娠検査薬、拘束性具臭、同族嫌悪、なぞなぞ、既成事実、二重規範、アイボリー、赤方偏移、カモフラージュ、四半世紀、千日手、微塵、織り込み、アナグラム、がむしゃら、ビーフストロガノフ、フランベ、取り調べ、無条件、降伏、杓子定規、グリッチ技法治外法権、文化包丁、敬称略、樹液、手練れ、治外法権 extraterritoriality、逆上がり、ロイヤルブルー、ヴァーガンディー、無修正、売り手市場、イベント、スウェーバック、人質、身代金、アーカイブ、名乗る、ステンカラーコート、ランドセル、出前、マルチタスク、理屈抜き、二色刷り、勢揃い、踏襲、一定、ソフィスティケイト、重複、ラフシモンズ、ノイローゼ、ラグ、見積もり、逆説、ムーヴメント、メトロノーム、鉢巻き、あべこべ、我が物顔、それにしても、リテラシー、魔法瓶、大騒ぎ、追い風、インチキ、習字、背伸び、横着、おしまい、手前味噌、表面張力、端折る、真骨頂、社風、外人、段違い平行棒アバクロンビー&フィッチ、粘着力、鉄壁、証明書、造語、高使命、フルフスロットル……



今まで集めた、私の好きな日本語単語です。順不同。
そしてその単語が好きなだけでそのものが好きなわけではありません。
ソシュールのsignifié?signifiant?

一部、単語でないものも混ざっていますがご了承ください。

2015
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「会話と戦争」

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女だと思われていた。
いいわ、私、女よ。

私が大抵の男性の持ち合わせていないものを持っているとしたら、それは私がこの世で生きると覚悟をした19歳のときに性別というボーダーラインをなくしたからに他ならない。
社会通念や一般常識は捨てたの。私はただ動物と人間との間にだけラインを引くことを決めた。だから私には、生理があるのよ。

浪人している時に祖母の家でお世話になっていたのだけど、毎晩毎晩、女になりたいと私は言った。理解できないであろう、現在92歳の祖母は理解しようと努めてくれた。祖母は裁縫が趣味でシンガーのミシンを今でも使っている。私は祖母と最新のファッションについてよく討論した。何年も前のことだ。

私はね、19歳の時にこのままではいけないと焦ったのよ。このままだとちゃんとした会話ができないと思ったの。私が会話をして、イライラする人種ってその19歳以前の私なのよ。
そう、いわゆるハッピー野郎のことよ。25歳を過ぎてもその様な人間には、もう何を言っても通じない、そういう概念すらないのだから。

だから私は女と会話をする時には女になろうとした。すると、いつの間にか女に近付いていた気がする。私が根から女装癖があってゲイであったのなら、もう少しお話は簡単。
でも私は男で、根から女が好きなの。でもほとんどの女は私から見て、女に見えない。
ほら、手塚治虫火の鳥のレオナを見るチヒロ状態なのよ。

女にならないと女と会話をする時、女を納得させられる訳がないのよ。私はそう考えた。だから動機は不純なのかもしれないけれど、私は女になろうとした。結果がこれよ。
女にはなれていないのかもしれないけれど、それなりに女の気持ちはわかる気がする。
だけど私が求めているのは、私と同じ様に(正確に言えば対称の様なものなのだけれど)男になろうとする女との一点の交わり、よ。

そのあとはどうでもいいの、そのまま会えなくても。
ただその一点だけでも交わりがあればいいの。

あるいは私はそれをドッペルゲンガーと呼んでいる。

私、浮気したことないもの。浮気するくらいなら付き合わなければいい。本当に欲しいなら、それ相応の覚悟がなくてはならないでしょう。
だからどうしても女を落として終わりだとは思えないのよ。落とす落とさないは、どうでもいいの。私があなたのこと好きなんだから、それでいいじゃない。
早く戦争をおっ始めましょう。

戦争ができない人間と会話をしても生きている感じがしないのよ。いわゆる社会通念や一般常識を楯に攻めてくる人間って本当にくだらない。私、そういう人と会話をするのなら、花々や木々とお話ししていたいもの。

私にとっての「戦争」というのは、裏の会話、沈黙の会話、言葉を必要としない会話を並行させて、表の会話をすること。
そこには物理的接触なんてものは、一切ない。
ただただ、視線のやり取り。

共犯的視線の交わり-
会話なんていらない.
同じ場面で同じものを見て同じ思考回路で同じことを口に出す一歩手前で目が合う.

会話って表面的なものだけではないと思うの。必ず同時に裏の会話があるの。それすら互いに認識し合って会話というものを進めなきゃならないのよ。そうなると、天気がいいですね、という会話だけでどこまでもいけるのよ。でも裏では鬼の様なやり取りをしているのよ。
これでやっと、私の思う最低限の会話よ。
とは言っても、この説明をしても、そんな概念のない人には意味わからないのよね。
だからいいの、わかる人だけわかって。
そんな人、勿論そう多くはない。私が三千人と話したとしたら、その中に二、三人いるかいないかだ。
たまに、“そういうのわかりますよ”顔で話しかけてくる人も実際にいる。でも私、本物か偽物かなんて、すぐわかるもの。そういう人ってむしろ私が馬鹿だと思っている人たちよりもタチが悪いのよ。だからそれはね、偏差値60なのよ。ゴダールが好きです、邦画はレベル低いから観ません、と言っている人たちと同じなのよ。いや、そう言っている人は偏差値53くらいか。

感情と理性を分けて考えられない人に生きている価値なんてないのよ。

ただ私の経験上、女の方がちゃんと会話ができる。男の場合はそういうことを知っていても隠したがるのよね、煙に巻いて。そういうの私格好いいと思うわよ、でも私にはできないのよ、格好つけているみたいで。
でもほとんどの女も男も馬鹿なのよね、特に歳上なんかは。

論理的で建設的にお話を進められるかどうかも前提として勿論大事だけど、同時に相手が何を欲し何に怒り何に悲しむのかを瞬間瞬間で察知できる感度の高さみたいなものもまた必要で、更にその上に相手をおちょくったり試したり騙したりする様なユーモアも大事なの。
そういう人とならちゃんと信頼というものが築けるのよ。

私は、信頼の上にある戦争を所望する。

ちゃんと会話のできる人って目が合った瞬間にもう会話しなくてもいいことがわかるでしょう。


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