prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

2014-07-06から1日間の記事一覧

「レミーのおいしいレストラン」

母(国や故郷)の味が最高の料理という帰結が私は好きなんです。評論家というのは気楽な稼業だ。危険を冒すこともなく、料理人たちの努力の結晶に審判を下すだけでいい。辛口な評論は書くのも読むのも楽しいし、商売になる。だが、評論家には苦々しい真実が…

『鯉に恋』

僕は女を見た。初めてこの生き物たちを女なのだと認識した瞬間だった。それは僕にとって衝撃的だったし、男として宿命的であったかの様に思われる。僕は一目惚れをした。今になってはわかる事だが、其れは一目惚れだった。僕は今でも初めて女を見た時の事を…

「私の父と母」

私が人を殺したことのある嫁を連れて来てもノーと言わない親父を私は尊敬している。私が人を殺したことのある嫁を連れて来たらノーと必ず言う母親を私は尊敬している。そういう所に僕は在る。父は私のお嫁さんが人を殺した理由を聞いてこない。また聞くとし…

「ネクタイ」

どれだけあなたが格好よく見えて周りから言い寄られることになろうとも私はあなたの為にスーツに一番合ったネクタイを選ぶわ。それが私にとってあなたを愛しているということだから。--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-何でもご依頼受けます。http…

「SM」

SとMがいる。 SはMに酷いことをして満足する。 MはSに酷いことをされて満足する。 SがMに酷いことをする。 ※Sは身体的満足を得る。 Mは身体的、精神的満足を得る。 ※SはMの想像もしない酷いことをすることによって身体的、精神的満足を得るはずなのに 結局S…

『馬鹿は殺す』

馬鹿みたいに僕はまた煙草を手に取る。煙草の箱に手を伸ばし煙草を一本取り出し口許へ近付けそれを咥え火をつけた瞬間こそが煙草を吸うという行為のピークだ。口許へ届いた煙草に火をつけた後は既にその実が失くなり始め、葉は元いた野に散り、紙は木に舞い…

「自己客観性」

2012年04月02日03:37自身を差別的だと思っていない人間が一番に差別的だ。自身を客観的に見る事が出来ない事は恥ずかしい事ではあるが、それでもそれが出来ない事もある。そこまでわかっていればそれは決して恥ずかしがる事ではない。自分で自分の電話の声の…

「外と内」

自分へのコンプレックス他者からの批判あらゆるものが恐ろしく世界は自分に開けていないように思えるだろう人間だけでなく、時計や新聞、テレビ、ペン、靴や洋服までもがあなたを襲う恐いだろう一歩もそこから動きたくないだけどどうにもこうにもその殻から…

詩『青』

赤が目の前を横切る 青がそれを直線的に追う 紙切れと革製品が擦れ合う 女が私の目を一瞥する 少年はそれに逆らう 洪水になる ゆるされるなら揺れたい どっしりと根が固まる それを雨と雪が溶かす 正確なビートが僕に尋ねる 明日はどこだ? 僕には答えられな…

『パラソル』

僕のコアントロー君のカシスべっとりとした湿気私はあなたに関したあなたは私を刺した空は雲ひとつない日本晴れ唾液とアルコールが手を組み木製の椅子がぎこぎことなりカラフルな南国植物が昆虫を捕食スプレープレイシユーシューシュー私は地べたへ這いつく…

『溜息』

僕は溜息をつくあなたの前ではっきりと.目の前が真っ白になる2014.05.09.--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-何でもご依頼受けます。http://poguri.jimdo.com 秋

詩『檸檬』

遠くに電球が見える 規則的に並べられた五目扉 私の空が青ざめる 檸檬が飛び出す 横線が私を苛む ダンス・クリニック・歯 淀んで濁った苦痛 私の空を返して お前に私の雲をやるから--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-何でもご依頼受けます。http:/…

「背伸びしないでくれよ」

背伸びしないでもらいたいんだ。そのままの君でいい。格好をつけたり演技をしたりすると、この歪んだ世界が更に歪んで見えるから。もしかしたら歪んだ世界に歪んだ君で丁度真っ直ぐ見える事もあるかもしれない。それでも僕は今のこの角度のままで一つ一つ不…

「愛ってのは」

愛ってのは「知っているよ」ではなくて愛ってのは「知っているよ、だから話して」だと思う本物の勝利とは自分が手に入れたいと熱望したものを手に入れた後にそれを手放す勇気を持った時に訪れるものである。本当の勝利を得たいとは思わないのか。本当の勝利…