prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

何番がお好き? vol.64

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  1. おかしなことに、としをとると段々と論理みたいなものが面倒になってくるのだと思う。そうやって大人は傲慢になっていくんでしょうね。論理を重んじてきた人間も経験と知識が増えると、ひとりよがりの判断をしてしまいがちである。私からすると自分が間違っていないと思う人間は既に死んでいるのですが。

  2. 実際に中出ししたいのではなく「中に出していいよ」というお許しが欲しいだけなんだ。そのお許しが出た瞬間、もう射精なんてどうでもいいでしょう。

  3. 私は別に噓をつかない聖者ではない。聖者が噓をつかない人のことを指すかもわからない。私はよく噓をつく。ただそれに対して責任は取るということなの。それだけよ。

  4. 私は基本的に一目惚れ主義なので、対象を見つけた瞬間にガン見します。「え? なに知り合い?」とばかりに見ます。そうしたら相手も自然と目を合わさざるを得ないでしょう。私の考えはいささか勝手だが、目が合ったら死んでも落とせると思っている。というか「落ちているよね?」顔をすれば勝てる。

  5. 世界はおにぎり化している。

  6. 目の前の人間が傷ついていることは蚊帳の外に置いといて、常識で人をけちょんけちょんにする人って本当にどういう正義を持っているのだろうか。それで左翼思想? 笑わせるわ。私は国粋主義者だけど、目の前の人間の痛みや悲しみはわかるつもりよ。

  7. 理性があるということは、理性を理性でねじふせることができるということよ。あなたのそれを理性というのであれば、とんだ不良品だわ。もう一度低賃金労働者のいる工場へ戻ればいいわよ。

  8. ホテルとかネットカフェとかそういう所で、自分の名前や住所、電話番号書くわよね? その時に本当の名前や住所、電話番号をみんな書くって本当なの? 私、絶対に書かないわよ。もうこれは根無し草の本能なのよ。

  9. 恋人に人を殺してきてと言われて、そこで常識という縛りが発動する人を私は好まない。すぐさま殺さなきゃと思えなきゃならない。逆に理性がないと思える。

  10. 筋を通した、論理的に正しいことはどの世界にも通じる、と私は信じている。だけど世界は決してそれだけで構成されていないことを理解している。でもだからこそ、論理的整合性というのは何にもまして大事なのよ。

  11. 喫煙所で出会った女と何気なく会話になり、都合よく誕生日の話になった。女の誕生日は今日だと言う。私はその女をこの後飲みに誘いホテルを取りバースデーケーキを用意し、丁寧にクンニをしセックスまでしなくてはならないという責任感に駆られる。冗談であり妄想である。

  12. 人に好かれるには、人に嫌われることを知らなくてはならない。

  13. もう単純に、射精こそエロス(生)。

  14. 寒いのが好きなのだけど、それは夏よりも人のことがよく見えるからである。

  15. 私はノーミスこそ素晴らしいと考えている。

  16. 本当にその人が欲しいのかどうかわからない人って私からするととても多くて、それが納得いかないのよ。命を差し出す気がないのなら、初めから一人で生きればいいじゃない。

  17. 私のことが欲しいのなら遠回りをして来て欲しいの。無理矢理にでも遠回りを。徒歩10分圏内の場所に向かうのでさえも飛行機を何回も乗り継いで来て欲しいの。私はね、そういう行為が無駄だとは全く思わないの。あなたの本気を見せて欲しいの。私はその分だけちゃんと私をあなたに差し上げるわ。

  18. 年上の女が年下の男をちゃんと可愛がれるかどうかは、その日の天気にかかっている。

  19. 誰とでもできることを特別な人とすること以外に、その「Special」感を味わうことなんてできないのよ。なんで、あなた方はそうやって誰とでもできないことをまずやろうとするのよ。その時点で、負けなのよ。この世界はね、酸化しながらしか生きていけないのよ。

  20. 「今日ね、めちゃくちゃ可愛い人に会ったんだよ」的なことを話してくる彼氏は浮気しない気がする。そういうのを聞いて嫌がったり、そういう話はしないでというスタンスを取る女の方がよっぽど浮気されると思う。コンビニで横に彼女がいながらエロ本を読む彼氏ほど浮気しない奴はいないと私は思う。

  21. 善でも悪でもどっちでも構わない。私はただ強烈な衝撃を受けたいの。本当にそれだけ。それは気持ちいいとか気持ちよくないだとか、いい悪いだとかという二元論で構成されている世界にはないもので、私が欲しいのはそういうものなの。全部が全部、「善悪の彼岸」ね。

  22. ミクロで見ると今やっているこれも、マクロで見る人生と全く同じ構図なのよ。それは私が表現したい美の一つである。

  23. そんなのね、自分の能力不足を呪うだけよ。私はね、どれほどまでに自分が出来ないかを知っている。這い上がるしかないのよ。自信なんてものはこれっぽっちもないのよ。努力はする。ただその道筋が見えないことにはどうにも動けないからね。今はもう少しゴールまでの道のりがどんなものなのか知りたい。

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@ 秋人間

何番がお好き? vol.63

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  1. あるものでなく、「ない」ものを証明するということ。

  2. 全ては不完全でいて、とても脆いものだと思うのよね。だからそれらはある種の想像、あるいは妄想みたいなもので補って初めて完成するものなのよ。要するにそれ単体では成り立たないものに私は興味があるんだと思う。だけどその単体は常に完全を目指していなくては成り立たないの。

  3. 私は彼氏に私以外の女で抜いて欲しくないとは思わない。私を愛していることと私以外の女で抜くことには相関性がないからだ。むしろ私はあなたがどんなもので抜いているのかとても気になるし、知りたい。

  4. 私ってやっぱり強迫性障害みたい。でもある程度コントロールできている気もする。コントロールできない、落とし所を見つけられないとそのままラリっちゃうからね。そういう意味では、私はまだまだ諦めているのよ。私は病気になったとしても、気狂いピエロになったとしても諦めたくない。

  5. 編集者って面白くて、自分で何一つ文章を書けなくても、最悪日本語が全く読めなくてもね、最強の著者と校正者とブックデザイナーをパーティに揃えれば、最強の本が仕上がる。そういう意味では、全能感を味わえるね。編集者は営業に比べたら、現場の人だけど、最前線には矢張りいない。

  6. 私にとって平仮名は特別なの。ひらがなは特別なの。私は男の子だから。

  7. 私としては、不味い餃子ほど美味いものはない。

  8. 論理的整合性を持ち出さなきゃならないだなんて彼氏彼女間で言えば、とても寂しいわよね。だって恋人同士なら噓を本当に、本当を噓に出来るはずだから。その時には互いが盲目的に信じ合っていなくてはならない。でもそれができないならもう戦争になる。“論理”以外の共通次元がないのよ。

  9. 本当に純粋に人の為に何かをやるだなんてことを私はできない。あるいは母親なら子供に対してそういう気持ちを持つのかも知れないが、私にそれはない。だから何かをしてあげた時に、私はなるたけ気障にやる。そして最後に「格好つけるためにやったんだ」とネタばらしをする。そうでなきゃ耐えられない。

  10. 日本では昔から血ではなく「型」を重んじてきた。要するに「私」という自我ありきではなく、先ずその輪郭が、型があるだけなんだ。それを演じることで、「私」という自我が事後的に生きてくるという仕組み。

  11. 運命の相手に出会うために必要な最後のピースはタイミングなのよ。ほんのコンマ2秒遅くても、ダメなのよね。

  12. 考えても考えても相手の要望を満たせないのなら、ただ明るく振る舞うことくらいしかできない。

  13. 私はね、感情での判断は全て誤りであると思っているわけじゃないの。ただね、本当に感情で判断すべきことってそうないと思うのよ。だからね、私が言いたいのはね、本当に感情で判断する時のために、それまではせめて感情は押し殺して論理的に全てを解釈すべきだということなの。

  14. ほら、あなたと私の間にアドルフ・ヒトラーがいるでしょう。あなたにも見えるでしょう。これを含めたものが私たちなのよ。わかる?

  15. 私、私に対して過ちを犯す人に本当に死んで欲しいと思っていて、それは本気なんです。本当に死んで欲しいんです。今ここから飛び降りてぐちゃぐちゃになったとしても、ざまあとしか思いません。本当なんです。逆に言えば、私がそれをしたら、この場で自刃します。それはお約束できます。

  16. 日本人のよさは、他者と全く関係なく、これといった聖書も必要とせず、他の人間と共有すべき概念もなく、己と“神”との契約によってのみ生きることができるところです。でもこの日本国に生きていて、これぞ日本人だと思える人はほんの数人しか私は見たことがありません。

  17. だから三島由紀夫でしょう。絶対に太宰治じゃない。彼は何一つ回収しない。回収しなくてはならないことはわかっているところが、更に鬱病に拍車をかけている気がする。

  18. 極端な例だけど、公衆トイレでトイレットペーパーがなくなったら次の人の為に取り替えるのが一般常識よね。でも多くの馬鹿は取り替えたことによって、次の人に怒られたとしたら、常識を盾に怒る。私にはわからない。接客業を真剣にやったことがないんだ。な 次の人がトイレットペーパーを自分でセッティングしたい系の人だと気付けなかったのだろうかと、なぜ至らない己を蔑まないんだろうか。私にはやっぱりわからない。一般常識やルールが何の為に存在するのかわからない人、本質を見極めようとしない人とは一緒にいれない。

  19. みんなが加害者や被害者にならない為にルールがある。そこに細かい人間の機微を察するようなシステムは組み込まれていない。最低最悪の事態が起きないようにルールがある。赤信号を渡ってはならないのも、それだ。赤信号で渡って事故ったとしたら、法律など無視して車に乗った加害者に土下座すべきだ。

  20. 完璧なあなたが、私を後回しにすることに愛を感じる。

  21. 私はよく勘違いされるような言い方や書き方をする。でもそれは私がこれまでで習得した自己防衛の一つなの。他人を信じていなのではなく、他人を信じたいの。だからわかりにくく誤解されるようなものの言い方や書き方しかできないの。我儘だけど、その上で本質までたどり着いて汲み取ってくれなきゃ、私はあなたのことを信じないの。

  22. 私は知らないで幸せになるより、知って不幸になりたいの。悲しみと無なら悲しみを迷わず選ぶの。

  23. 直接的な返事がなくとも色んな形で暗に示唆されたりする。それをとらえられるかどうかは感度次第で、例えば、返事がない場合、自分の直前の発言に相手を不快にする言葉がなかったか疑う。それでもなんの落ち度がなかったら、待つしかない。その答えは形を変え、私の前に“ご褒美”として現れることもある。

  24. 私は大人になった。以前よりもほんの少しだけ待つことができるようになった。

  25. 私は意地を張り切ってから、待つタイプです。

  26. 現段階では判定不可能なものを無理矢理判定してきた私だが、もう一瞬だけ「待つ」ことの大切さを生きていて感じている。でもそれは究極の場面で選択できる人にしか訪れない“時間”である。選択もできない人が待つこととは異なる。

  27. 本当に分かり合えるのなら、言語による会話なんて必要でない。だから言語による会話というものは、我々人間にとって“おふざけ”でしかないのだ。私はその“おふざけ”が大好きなの。子供なんていらないのにするセックスだって、まさにそれでしょう。人間にとって、わざと繰り返すことだけが愛なのよ。

  28. なるべく簡素な文を書きたい。骨格しか残らないような。構造は変わらない。絵本に無駄がないとしたら、それが私にとって完璧な本だ。

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「世界は無機質なものを欲した」

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世界は無機質なものを欲した。
それが、いまや人間としての“進歩”なのだ。
動物と一線を画すということだ。
 
ラム肉やカモ肉の肉臭さは、現在の世では〈悪〉とされるだろう。それは結局、今の世からすると「美しくない」のだ。
 
飛行機は離陸の直前に物凄いスピードを出す、空を飛ぶために。
私は飛行機が揺れる度に手に汗を握る。
機長のアナウンスによれば、地上8200メートルほどを飛んでいるらしい。
特に、離陸後の並行飛行に至るまでの間の、直下型の揺れを感じる場合に、私の恐怖心はMAXになる。地から離れて生きることを嫌う。何故なら、私の力がまったくと言っていいほど及ばないからだ。
私は、私と物理的に繋がる地面を、そして地面と繋がる私を全面的に肯定して生きている。
水平飛行してからも、機体は何度も上下左右に揺れた。
 
たとえば、「整合性」とはこういうものだ。
肉臭いラム肉やカモ肉が好きだとしよう。
となると、この飛行機に乗ることもまた好きだ(ろう)ということだ。
私が飛行機に感じる違和感は、〈無機質〉でないというところだ。リアルで、生である点だ。
確かに、考え方によっては、フォルムといい、巨大な鉄の塊が空を飛ぶという点といい、何となく〈無機質〉のようなものも感じられる。
ただ、本当に飛行機が〈無機物〉なものであるのなら、乗りさえすれば、一切の揺れも、また私の感じる「違和感」というものも一切ないはずなのだ。
矢張り、〈無機質な〉世界に慣れ親しんだ私には、飛行機に乗ることが耐えられない。
 
 
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@ 秋人間
 

「一般常識の存在理由」

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たとえば、公衆トイレを使いトイレットペーパーがなくなったとしたら、次の人のために取り替えるのが、一般常識よね。
でも多くの「馬鹿」は、それを取り替えたことによって、次の人に怒られたとしたら、常識を盾に怒るだろう。
私にはそれがわからない。
接客業を真剣にやったことがないんだ。
 
なぜ、次の人が“トイレットペーパーを自分でセッティングしたい系の人”だと気付けなかったのだろうか、という考えに至らなかった己を蔑まないんだろうか。
 
一般常識やルールが、何のために存在するのかがわからない人、本質を見極めようとしない人とはコミュニケーションが取れない。
 
みんなが加害者や被害者にならないためにルールがある。
そこに細かい人間の機微を察するようなシステムは組み込まれていない。
最低最悪の事態が起きないようにルールはあるんだ。
 
赤信号を渡ってはならないのも、そのためだ。
本来なら、赤信号を渡って事故ったとしたら、法律など無視して、車に乗った加害者に土下座すべきだ。
 
自分の選択した言動は、全て自分で回収しなくてはならない。
人間として、自分の選択に覚悟と責任を持たなくてはならない。
 
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「私のルール」

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飲食店の喫煙席で煙草を吸う。
灰皿が依然として出てこないとしよう。
もちろん私には、自ら灰皿を取りに行くという選択肢もある。
ただ今回、灰を机の上に落としてしまったとしよう。
その後、店員が食べ物を運んで来た時に、机に灰が落ちているのを見てムッとした表情をしたとする。
それは、私からするとアウトだ!
それはね、間違いなの。
あなたは店員で、私は客。
でもこれは私にとって大した関係性ではない。
別に、私はクレーマーではない。
 
ただね、あなたはムッとするより以前に「(灰皿を)今すぐお持ちします」と言わなくてはならなった(でもそれさえも私への皮肉になるでしょうね)。
 
私が言いたいのはね、
初めにあなたが私に「お煙草はお吸いになられますか?」と聞いたってことなのよ。
 
責任を取りなさい、立場を知りなさい。
ということなのよ。
 
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@ 秋人間

何番がお好き? vol.62

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  1. やっぱり私は一周していない人を信じられない。余裕があれば二、三周すべきだ。少なくとも一周はしていなくてはならない。選択肢が毎回一つしか浮かばないだなんて動物でしょう。種の保存の為だけにセックスしないのなら、何度も何度も死ぬほど考えて、それで自分の言動を自分が責任を持って決めなくちゃダメなのよ。
  2.  
  3. もしかすると、私の言っていることがわかる人って物凄く少ないのかもしれない。私にもね、あなた方のように何も考えずに生きていた時期が長いことあったの。そうね、19歳くらいまで私は馬鹿だったの。その時に何が起きたって?  村上龍内田春菊ソシュールに出逢ったのよ。それからはこの通り。
  4.  
  5. もしかしたら男女で色の見え方が違うように、それぞれにこの世界の全てが違って見えるのかもしれない。だから私の言っていることがわかるだなんて人がいるのは、インチキなのよ。あるいはDoppelgängerなのよ。そんなの、ありえない。その勘違いを本気で信じさせてしまうのが恋でしょう。
  6.  
  7. 全く同じものを同時に見たくない? それは長年連れ添ったから見えるものでも、教えて見られるようになるものでもない。個々人が積み上げてきたものの結果として表れるご褒美みたいなもので、その瞬間、互いが同じものを見ていることを確認しなくても、それが明らかなのよ。そういう場面にあなたも立ち会いたくない?
  8.  
  9. みんなも私と同じように色んなものをよく見ていると思っていた。だから例えば、喫茶店で向かい合えば、大概の場合5分話したら、どこまでわかってくれるのか、互いが互いにわかるはずなの。表では普通に自己紹介をしているのに、裏ではあなたのことが好きです、と伝えているなんてこともしょっちゅうだ。
  10.  
  11. そういう(私の言葉だけど)裏の会話が成り立たない人とは普通に表の会話の中で裏の会話もしなくてはならない。そもそも相手に裏の会話という概念がないのだから、表の会話の中で裏の会話ですが……という前置きをしなくては成り立たず、裏の会話なのだからと前置きをした時点で効力を失うのだけど。
  12.  
  13. 差別主義者だと非難されてきたけど、ちゃんと分解して読み解いてくれれば、あなたの方が随分と差別的なことがわかると思うわ。私は目の前のどんな相手にも畏れを抱く。畏れという概念が、日本人には無くなってしまった。畏れとはね、「私が生きているだけで周りに迷惑をかけている」という考え方だ。
  14.  
  15. 「お互い様」という言葉を日本人はよく使うが、最近は使い方が本来の使い方と大分かけ離れてしまっている気がする。こんな基本的なことを言わなくてはならないだなんて、義務教育とは何なのかと思えてしまうが、「お互い様」と言えるのは、迷惑をかけられた方と相場は決まっている。例外はほぼない。
  16.  
  17. 私はね、インチキなものや偽物がダメだとは一切思わないの。そう判断する人って、要するに現在の一般常識やルール、法律を自分の基準にしますと宣言しているということよね。となるとだ、私とは違うルールで生きている。だから話し合うことはないのよ。だってあなたの基準からすると私はアウトだもの。
  18.  
  19. 私は横にいる人が身体障害者だから舌打ちをしたんじゃないの。知能?に問題はないのに、私に対して(法律用語の)悪意があることがわかるから、舌打ちをするの。でもね、みんなはあの人は身体障害者に舌打ちする悪い奴だと判断する。全然構わないけど、私と絡まないでね。絶対に殺すからね。
  20.  
  21. 私は横にいる人間が、たとえ身体障害者でなくとも悪意を感じたら舌打ちをします。私は差別をしません。ただ私の基準から漏れた人を殺すのみです。個別的自衛権です。私の自然権です。
  22.  
  23. それまでに私は他人には三度注意喚起します。そして一度でも話したことがある人に関しては二度注意をします。それでも改善がない場合は故意、悪意だと判断します。そうなったら、最後。私は殺人マシーン。絶対にぶっ殺す。
  24.  
  25. 私は心から奴隷になりたいのに、誰もが私をスレイブホルダーにさせる。
  26.  
  27. 私はね、そのやり方がどれほどキツくても、それが真っ当なものなら、それを批判しない。真っ向から受け止める。馬鹿な私にはそれしかできない。
  28.  
  29. 迷いのない、不屈の、自己満足・責任的な意志と毎瞬間監視され精査され続ける、そんなシステム。理論武装と肉体武装。光に晒され続けると闇になり、闇に包まれ続けると光になる、そういう物質。自己と他者が鏡の関係になり、産まれたばかりの赤ん坊が老婆を殺す様な生と死、食物連鎖の崩壊。その美。
  30.  
  31. 私はね、みんなだってそうだけど、自分の感受性を信じるしか道がないのよ。だからってそれだけに頼らない。背景を知らずに映画を観ても本を読んでも意味がないの。徹底的に調べ上げて勉強した後に、自分の純粋な感受性を発揮できるように、すべて自分で整えなくてはならないのよ。それが人間なのよ。
  32.  
  33. 私は極端なまでに相手本位なのよ。それが一周して自分本位に見えるのだろう。私からルール違反することは皆無だ。
  34.  
  35. 騙すのは嫌だけど、私は私を騙しながら生きている。そうでなきゃ生きていけないから。もし仮に本気で「人間」をやっていいお達しがくるなり、環境が整うのなら、私は部屋から一歩も出ずにひたすら寝ながら-少々矛盾するかもしれないが-私は私であることを忘れ、「人間」を極めるわよ。そして死ぬの。
  36.  
  37. 私ね、記憶力が尋常じゃないくらいにいいの。忘れている振りをすることだってよくあるくらいに。
  38.  
  39. 自分のことは自分が一番わからない、わかっていないとかいう言説が存在するが、私はそんなもの一切信じない。私のことを私が一番知っていなくてはならない。少なくとも知ろうとしなくてはならない。そうでなきゃ他者にどれ程までに迷惑をかけることになるのか、それを想像するだけで血反吐が出る。
  40.  
  41. 私という人間は本当にギリギリ生きていて、我ながらとんでもない比率で右脳と左脳を騙しながら、常に一歩を出していると思うわよ。普通に歩けているのは、本当は諦めでしかない。全てに諦めない場合、人間は部屋から一歩も出ずに干からびて死ぬだろう。そこまで考え込むのなら、人間だと私は思うわよ。
  42.  
  43. こっちはな、10年以上「人間」やっているんですよ。
  44.  
  45. 動物と人間なら、動物側にいる生き物が私にたてつこうとすること自体むちゃくちゃだ。それこそ野蛮だ。動物だから仕方がないと私は思えない。だってあなたは動物に対してかわいいという感情を持つのよね。もう矛盾するのよ。
  46.  
  47. 私を縛れるのは唯、私。私はエゴイスティックでない。目の前の相手のルールをちゃんと理解しようとする。ただし、相手に規則性がないのは困る。こちらもルール無用と判断せざるを得ないからだ。他者と関わるなら少なくとも規則性を持っていなくてはならない。私は他者の趣味の問題をとやかく言わない。
  48.  
  49. いわゆる一般的なルール、常識、道徳観等は私にとって線引きの論拠になり得ない。むしろそれを論証として話を進める人って人を馬鹿にしているわよね。そうすることによって相手だけでなく自分に対しても不要な“縛り”が発生することを知っているのだろうか。それなのにそういう輩は平気で自ら常識を破ったりする。
  50.  
  51. 不思議なことよね。今生きているあなたは、まるで今生きている私みたい。全てがまるで違うはずなのに。
  52.  
  53. 約束の時間に相手が来なかったことで怒る人ってわからない。なぜその時に、間に合うように会いに来てくれないくらいに自分に魅力がないんだと思えないんだろう。私にはわからない。そもそも口約束なんて願望でしかない。私は相手が約束の時間に来なくとも、バックれようとも相手に対してマイナス評価を下さない。
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@ 秋人間