prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

「病気の女」vol.2

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私には特殊だと言われる様な能力があって、これを誰に説明してもわかってはもらえないだろうけど、その人間と五分でも会話をしたらその人間が大体どういう人間だかわかる。
正確に言うとその人間が私にとってどのくらい利害があるのかわかるということだ。私に対してどのくらい興味があるのか、尽くせるのか、噓をつくのか、騙そうとするのか、である。
だから一目見て気に入ったら私はまず話し掛ける。話せばほとんどのことは浮き彫りになるからだ。でもそれでも他者というものは絶対的にわからない。それでそこから長く観察することになる。お医者にかかってもらうってことだ。

私は私に対して少しでもズルをする人を受け入れられない。私は目の前の人間に対してズルをしない。チーティングをしない。でも本当はそれだけで他とは随分と違うし、真摯に向き合っていると思えるとは思うんだけどね。

テーマは病気の女だったわね、病気ってのは厄介なもので、自分では気付かないものなのよ。だから私はそこを指摘しているわけ。でもほとんどの人が自分は正常で他者は病気だと思っている。そこに盲点があるのだけど、病気だと自覚することでしかその病気を治すことはできない。医師から診断書をもらうのはその為だ。医師から直接病名を下され、家に帰って文字で再確認する。この確認が必要なんだ。あいにく私は正規の医者ではない。だから正規の診断書は作れない。ただ私を信じて、私の言わんとすることが何かを理解して欲しい、その努力をして欲しい。間違ったことは言わないし、こっちも“生き死に”がかかっているから真剣に伝えている。あなたは病気だ。でもそれは別にたいしたことではない。周りの人もみんな病気だからだ。まず人間はそもそも自身以外の人間を病気だと考えている。そうすると私から見たあなた方は全員病気で、要するにこの世は漏れなく病人しかいない。私もあなたからすると病気であるということだ。その中で自身を病気だと自覚する人間には周りがどう見えるかと言うと、本当に病気である人とそうでない人を区別できるようになる。それが丁度、私だ。私は自分の病気を治している最中である。この病気は勿論一生治らないであろう。ほとんどの人間がそうである様に病気であるという自覚なしに生きているだなんてことは私にはできない。私は何も知らずに幸せに生きるより苦しんででも全てを知りたい。だから自身を知りたいと強く思う人間でなくては私の話を聞いてくれさえしないたろう。私はね、病気の人間を救いたい。薬を処方したり、血液検査をしたり、マッサージをしたり、とそういうことじゃない。
本物の医者である私の悪友が言うにはね、「病気で言えばね、皆は病気になって苦しい苦しいって医者に来て薬もらったり治療してもらったりでなおしてもらって、それで根本的な原因を見ようとしないの。私はね、皆に身体の仕組みから病気の原因まで興味を持ってもらいたいの、それで医者なんかは相談相手程度の社会になってほしいの。理想論かもしれないけれど、やりたいのはそういうことなの。病気に限らず、全てにおいてよ、意識の改革。」ということだ。
私もそう考えている。意識の改革である。あなたは意識レベルで自分に潜ってはいない。だからあなたはまだ表面的なところで悩み苦しんでいる。でもそこはね、本当に悩み苦しむところではないのよ。あなた方は一つ目の困難で躓いていて、それが何なのかを知ろうともしない。
だから私はそれこそが、その状態こそが病気なのよ、と伝えるだろう。


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