prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

「運命の人を待ち、出会うまで」

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2013年10月26日15:21



王子様を待つ

あるいは女神を待つ

男を待つ

女を待つ


その時には
必ず待っていながら
何かを掴もうとしていなくてはならない


待ちながらにして向かわなくてはならないということだ


しかるべき時が来るまで待つ


というのは
前も言ったが
それまで自己鍛錬していなくてはならないということだ

待っているのだから相手は誰かはわからない

あるいはわかっている人もいるかもしれない



今回はわかっていない場合の話をする


わかっていてもその人ではない人が来て、それが、運命の人かもしれない



それはただ待つと同時に
主体的に自分のできることに取り組むことだ


例えば、私は映画や文学、音楽に大変興味がある

でも何故それらを聞いたり、観たり、読んだりするかと言うと、運命の女と出会う為なのだ

映画や文学の中で見る場面に出くわした場合、私はどうするのか
もっとお洒落なことを言えるのか

要するに擬似体験だ 追体験だ

選択肢は広がるし、経験値も上がる

そういう意味でも芸術に触れている


例えばエリックサティのある曲が映画の挿入歌で流れていて、
これは何という曲なんだ?作曲家は誰か?と気になる

調べる

ジムノペディという曲。
作曲家はエリックサティ、フランス人

1888年に作られた曲であり、第1番から第3番までの3曲で構成されている

第1番「ゆっくりと苦しみをもって」(Lent et douloureux)
第2番「ゆっくりと悲しさをこめて」(Lent et triste)
第3番「ゆっくりと厳粛に」(Lent et grave)


そう、このようなことまで調べたとする。

実際に私はこれを確か21の時に調べた。

こうやって主体的に取り組むのである
一見、運命の女と関係のないもの様に見える

そしてこれは単に私の趣味でもある

しかしこれでいいのだ

ただ待つといって
のんべんだらりと寝て食ってる人間とは違う


ここからは妄想である。


私はこの後女に出会うことになる


女はエリックサティの話をしている

ジムノペディなら何番が好き?と私に聞く

私は三番と答える

次の瞬間、二人で同時に

ゆっくりと厳粛に
と呪文の様に唱えることになる

そう、この瞬間こそが「運命」だ

これが
運命の人を待ち
出会うまでの軌跡である




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