私の叫び vol.72
- 結局、その瞬間に「わかる」かどうかなので、感受性の問題になってくる。感じない人間には何も訪れない、と信じたい。私は、記憶や知識でなく、感受性に重きを置く。記憶なんてなくても、感受性があれば永遠に感じ続けられるからだ。それは刹那であり、永遠だ。
- 表面的な「失恋」でかなしいと思える人たちが結婚して子供を産んで、浮気して、それらがまるで人生の山や谷であったと死に際に病室で、家族や子供、孫に囲まれながら、自分の人生を反芻するんだろう。私はそんなのまっぴらなんだ。少しの噓もない世界なんて無理だけど、出だしから噓なのは耐えられない。
- たまに思うのだけれども、ある会に元恋人たちが全員揃ったとして、その人たちに初めて会うとする。私は誰と仲良くするのだろうか。その中で恋は生まれるのだろうか。
- モスバーガーが好き、にはマクドナルドが嫌い、が含まれている。
- 宇多田ヒカルは孤独を感じていない。彼女自身が「孤独」そのものだからだ。
- 私は韓国語を喋れるが、韓国人と韓国語を「よう話さん」。これまで私の接した人たちは差別的だったからだ。それでもほんの何人か、私が韓国語を披露した韓国人がいる。彼らは他の韓国人と違っていた。そこに「言語」という壁なんてものを作らなかった。だから、私は彼らに飛びっきり上手い韓国語を喋るのだ。
- あるのは事実ではなく、解釈。あるのはレベルではなく、方向性や趣味。
- 文字だけで人の心をほんの少しでも揺らすことができたら、生きている価値があると思える。
- 靴下なんて脱ぎ捨てて鞄の中に詰め込もう。
- この国で、日本人、と口にするのは大概外国人だ。
- お母さんはいい匂いがする。私にとっての私のお母さん。しかし、「お母さん」はいい匂いがしない。あなたのお母さんはいい匂いがしない。私のお母さんはいい匂いがする。お母さんはいい匂いがしない。
- 私に究極性なんてものがあれば、その究極性は、厳密に言えば究極ではない。それはどこまでいっても人間の感情に、欲望に、欲求に寄り添って、要するに地に足をつけて、やっと成り立つものだからだ。
- 私という外見は、私以外の多くのものから寄せられる視線によって、形づくられる。
- 「この世にあなたはあなたしかいない」の意味をちゃんと学校で教えて欲しかった。
- 運命だと思った人やものの次に現れるものが本当の「運命」の人やものだと昔から考えている。もっと言ってしまえば、誰だって運命の相手になり得る。「運命」にしたかったから、誰にだってそれを感じさせてあげればいいだけなんだ。となると、どうやって相手に「運命」を感じてもらうかが大事になってくる。
- いわゆる運命なら、努力をせずとも互いに感じるはずなんだ。まぁ、それこそが世間で言うところの運命であろう。理想的ではある。でも同時に私は、何事も主体性と覚悟ある選択によって掴むことができると信じている。あくまで受け身でなく、自らがそれを掴みにいくアクションが必要なのではないか。
- 一目でわかったの。だから無視した。
- そこに事象がある。事象を結果だとすると原因があると世の中ではされている。しかし、本来、人間一人ひとりには解釈しかないんだ。
- 常に矛盾を抱え、迷い続け、失敗し続ける人間にポテンシャルを感じる。今の自分や、自分のやっていること・言っていることを否定しない人にポテンシャルを感じない。
- 学生時代、満員電車に乗って汗だくになりながら出勤するサラリーマンをアホだな、と呟いた。すると、誰かに「一生懸命、家族のために頑張っているサラリーマンを馬鹿にしないで」と言われた。本当に好きで、本人がサラリーマンをやっているなら、いい。でも違うだろう。アホじゃん。外せよ、その既成概念!
- みんなね、本当に好きなことをやっている? 日本の教育ってのはね、「優秀なサラリーマン」を作るためのものなのよ。それでもあなたは家族のために、お金のために、自分のやりたくもない「仕事」(それは仕事ではなくて作業)をやるのよね。それで構わないのならいいわよ。一生奴隷として生きなさい。
- やっぱり世界は、すべてが予め決まっているのではなく、個人が主体的に問題と関わり、自ら何を欲し得たいのかを意識することにより、思い通りの人生を歩んでいける。だから、決して世界は神や、宇宙の法則に縛られていない。それさえも予定通りだったとしても。私たち人間には、確かに選ぶ自由がある。
- 消えてなくなりたい夜も
- 月のせいにはできずに
- 夜道には人がいない
- 無機物だけが呼応する
- 白線と黒線の間に
- 私とあなたの影
- 夏の夜
- 冬の予感
- 大雨が降ればもう少し楽なのに
- 自分で課したルールをがっちり守ってきたからこそ、ここに至った。まずはがっちり掲げる。そしてそれをぶっ壊す。その連続で人間は成長する。何も無理することない。とても自然に生きるんだ。しかし都度、自ら選択するんだ。自分の納得いくものを選択するんだ。それでもダメなら変えればいい。
- 身体的感覚だけが唯一の客観性。
- 直感的なものが全て外れたら私にとって一番いい結果だ。
- 医療を医療で破壊するデストロイヤー、革命家が好きだ。私は革命を起こしたいんだ。金城一紀さんと繋がった気がする。私は革命を起こすよ。『ジニのパズル』(崔実・著)の影響でもある。完全調和の取れた世界にメスを、完全調和という不完全を、私はそのパズルの一片が一生見つからなくても探し続ける。
- 自分が選択することに一切間違いなんてないのよ。間違えたと思うのは、自分で決めていないからなのよ。自分の心に聞いて、自分でよく調べて、覚悟を持って選択すればいいのよ。それは何にしたって間違いではない。問題は、方法論や何か・誰かではなく、自分の心持ちなのよ。それだけ。それが全て。
- 何をしたっていい、自分が納得しているかどうか、だ。
- 心の声を聴く。本当に自分のやりたいことは何か。それをやるべきなんだ。その上で、自らが納得いく選択をすればいい。それは何を選んだって失敗にはならない。
- 既存の価値観をひっくり返す革命を。立場的に弱者だろうが強者だろうが、関係ない。今ある環境に甘んじることなく、まずは自分を疑い、所属する組織ーーたとえば国でも会社でも学校でも家族でもーーを疑い、そこにメスを入れる。パラダイムシフトを! 全員ぶっ壊す、ニーチェの神の否定は、単純でない。
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