prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

「嫉妬・喪失未発見」

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私はどんな人間をも軽蔑している。
その中でも一番軽蔑しているのは私自身だ。


例えば相手の悲しみ(哀しみ)に共感をしてやれないとしたら私たちに果たして一体何が出来るのだろうか。国家は一つになるのが夢であるのに対し人間は二人になることを想い望む。相手の好きなものを愛せないのだとしたら、または相手が好きなものを理解・咀嚼できないのなら果たして僕らに何が出来るのだろうか。フランスの詩人にドイツの哲学家にイタリアの音楽家に私たちはお世話になる他ないのだろうか。 


肉体と精神 
ダンケとコミニカシオン 
私と縞馬のドレス 
芸術の自立性の喪失 
茶室と髪の毛 


どんなに近づこうが 
どんなに離れようが 
何を拾おうが(得ようが)
何を捨てようが(棄てようが)
私は一人だ

かつて私は二人だった 
しかし人間は一つになるのだ 
人間が生を選択した後に 
男と女を選び 
またその選択肢に責任とプライドを持つ様に


僕らに空間がなかったとしても 
時間はある 
またはその逆である

2011年01月16日20:27


嫉妬する事が悪いことではないと言われたのは生まれて初めてで、驚きました。プラスのオーラを纏って他人をひきつける人たちにはきっとこの感情はわからない。私は常に自分で自分の中に沸いてくるこのどろどろとした感情は、どうしても避けなければいけないものとして、見るたびに嫌悪感を抱き蓋をしてきました。こういう事はあんまり言いたくないのですが昨日嫉妬が悪くないと言われた時に少しだけ涙が出ました。
人間許されると弱いものです。キリスト教が許すように。彼はフィレンツェの宗教画の様なオーラを纏う人で、私はメキシコのさびれた教会のマリア像に心奪われてしまう人です。
戦って苦しいことを味わうあなたはやっぱり私より歳を多く生きている。
あなたと私は確かに同志だけど、私たちは驚く程合わないのです。経験も思考回路も違うでしょう。これが普通の男の子だったら「あなた男だからね」で切り離せるところがあなたに関しては出来ない。だから嫉妬するのよ。


宇多田ヒカルが言った。
「誰もいない部屋でドアを叩きながら助けてと叫ぶ。でも恐らく隣の部屋では私と同じ事をやっている同志がいるはずだ。だから私は生きていける。」




見かけなかった。
見かけるはずだった。

見かけなかった。
もういないのかもしれない。

見かけなかった。
そして夕暮れに。

見かけなかった。
見かけなかった。

見かけなかった。
サングラスをかけていたからか。

見かけなかった。
煙草も吸わなかった。

見かけなかった。
場所が違うのか。

見かけなかった。
成分が一つ足りないのか。

見かけなかった。
矢張り今日は見かけなかった。


2012年頃
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