2014-08-06 「蝉」 夏 森を抜け小川に向かう途中の大きな道路にセミが仰向けになり鳴きながらもがき苦しんでいた。私たちは気持ち悪くて触れなかった。私が被っていた帽子で、と連れが提案したが私は躊躇した。次の瞬間、真っ赤なポルシェがもの凄いスピードでセミを轢いて行った。 その音をうまくここでは表現できない。破壊的で圧倒的でそこにあったものが一瞬で消えてしまうような-音。重量感と爽やかさがいやに混ざり合った-音だった。--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-~~--~--~--~~--~-何でもご依頼受けます。http://poguri.jimdo.com 秋 @pongseon prêt-à-porter