prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

「女子高生からの手紙」

f:id:youtalkingtome:20140428031337j:plain



まず、あなたに会うまでの数日間の話から始めることにします。友達は、私があなたに会いたがっていることを恋愛感情だと冷やかしました。全然違う。私はそんな形であなたを、自分の好奇心を裏切ったりしない。

またある友達は私を心配しました。騙されている、と。確かに私はあなたと話すようになってから自分が騙されやすい人間だと知りました。あなたが船の上で鮪をさばくところを、私は鮮明に頭の中に描くことができたのです。それでも私には、どうしてもあなたを疑う余地など見当たらないように思えました。

そして会う前日、私は母親に喧嘩をしかけました。絶対に反対するであろう母に逆らう理由が欲しかったのです。罪悪感を消してしまいたかったのです。結局は、失敗に終わりましたが。

こうして、私はあなたに会います。


私の苦手な、重たい空気の、息苦しいカフェに、あなたはいました。あなたは、美人でした。あなたの前にいる自分が、こんなに「ガキ」だとは思いませんでした。お気に入りのネックレスも、新しい靴も、あなたの前ではすべて お遊戯でした。浮遊感を味わいました。私はあなたの前で、外国に行ったのです。一方あなたは、落ち着いていながら、まるで子どものように仕草ひとつひとつが絵になっていました。ずるいね。

あなたはただ自分に正直なのかもしれません。そしてあなたのそれはあなたの環境によるものみたいです。勿論その環境とはあなた本人でもあります。

意識してなのか無意識なのか、あなたは、確かに、こわかった。10歳も年上だからとか、男だからとか、そういうことじゃないんだ。あなただから、こわいんだ。でもそれだけじゃない。あなたには控え目な優しさや可愛いらしさがある。するとまたあなたは「なんで?」って言うでしょ。知らないよそんなの。

うんそれは、もしかしたら、私がピエロだからかもしれないよ。

地理音痴の私が一人で帰ってきたことに、母は驚いていました。
優しいお姉さんに途中まで案内してもらった、と私は話しました。

ありがとうお姉さん。

媚売りの少女より。

Android携帯からの投稿




※こちらは私の文章ではありません。