prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

朝鮮学校シリーズ

『朝鮮学校と差別』 vol.6

不思議なことだ。そしてここはとても大事なとこである。朝鮮学校と聞くと、みなさんはまず北朝鮮をすぐに連想すると思う。でも、そこに通っている生徒は、韓国で生まれた、あるいは育った祖父や祖母を持つ生徒ばかりで、ほとんどが生粋の韓国人なのである。…

『朝鮮学校の位制度』 vol.5

私の通った学校を、アウシュビッツ収容所と呼ぶのには日本の教育機関と違い、まるでナチスのように位(くらい)制度を導入したことが一つ理由にある。あの学校では、学生に位を用意している。教師が生徒を選んで、学級委員長や副学級委員長やらに任命する。…

『朝鮮学校の教育』 vol.4

私の通った小学校はとても特殊だった。私はあそこを、現代のアウシュビッツ収容所と呼ぶことができる。子供にとっては、とても残酷な教育をする所であった。私は今でもそこで学ばされた何個かを否定したり批判したり払拭したりすることができないでいる。例…

『自我の芽生え』 vol.2

私の現在思い出せる中で一番古い自我の芽生えに関する記憶である。小学校三年生の頃のものだ。それは突然教室から始まる記憶だ。掃除中。男子はろくに掃除などせず走り回っている。女子は椅子を机に乗せ後ろに運んでいる。その机に寄り掛かり何もしていない…

『学級委員長と私』 vol.1

一日の終わり、学級委員長が誰もいない教室を出る前に全ての椅子をきちっと机に収めていた。一人それを目撃した私は学級委員長をからかった。「今度皆に言っておくね?」彼は真顔でやめろよ.とだけ言った。結果的に私は皆には言わなかった。彼の彼だけのプラ…