prêt-à-porter

私が関わった人間は全て私の作品である

私の叫び 78

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  1. 「タイプは、ケチじゃない人」と言うが、無職の人からなけなしの100円でガムを買ってもらって、喜ぶのだろうか。私は喜ぶ。すごく嬉しい。じゃなけりゃ、「タイプは、お金持ち」と言ってほしい。せっかくなら、なんでも頑張ったその幅を評価したいし、されたいよな。
  2.  
  3. 何が起きても、まず自分に刃を向けないのは、私からするとルール違反。
  4.  
  5. 思えば、そんな大した話をしたことはなかった。その時には、なんとなく同じようなことを感じ、考えているのだろうと漠然と思っていた、仮に違っていても別にいいやというくらいの。でも時間を経て話してみると、意外とほとんど同じ領域で話をしていたんだなと思えた。だから、ある意味ではその頃にはすでに共有できていたんだと思う。
  6.  
  7. ‪極端に言えば、どんな悪いことをしてもいい、ただ自分で何をやっているのかがわかっているのであれば。‬
  8.  
  9. 自分が馬鹿であることが悪いのではなく、自分が馬鹿であることに気づかないことが悪いのである。
  10.  
  11. ‪超個人主義者にしか他者を救う権利は与えられない。‬
  12.  
  13. 私の身体、思考、言葉、感情、行動、所作、考え方の癖、行動の癖、そのあらゆるものを自らのコントロール下に置かなくてはならない。私は最強になりたいんだ。ステキな年始(2018)を迎えられるように、自分が関わるものをちゃんと意識し、その言動(外に漏れないものも含む)に責任を取ろうと思う、完全無欠に。
  14.  
  15. 修行タイムに入る。私がやることなすことすべてに責任を取るということ。私の関わるあらゆることを自らの意識下に置きコントロールすること。「完全完璧に人間になる」ということ。決して「完全完璧な人間になること」ではない。私はまだまだ一人で立てていない。この身体で、この二本足でちゃんと立ちたい。
  16.  
  17. 世間の流行や論調をつくるのは、マスコミや仕掛ける側だけでなく、国民一人ひとりであることに気づいていない人が多い。
  18.  
  19. 問題は、自己嫌悪と自信のないこと。自己嫌悪がないというのは、自分の言動に自信があるということか。もしくは、振り返らないか。自虐風マウンティング的自己嫌悪を表出することは悪だろう。それでも信頼する相手に対して、それを出すことが甘えだとしても、そうやってしか自らを保てないとしたら、どうだ。
  20.  
  21. 他者に全く影響されない自分を獲得した時に、果たして他者に対して興味や関心を持ち、私事のように考え想うことができるのだろうか。私と他者との境界線は必要なのか、それとも必要ないのか。その境界線をどこで引くかを自ら定め、またその相手を選ぶことで、私は保たれるのか。そのようにして保つべきなのか。
  22.  
  23. いつだって消え行かないこの浮遊感。仕事をしていても、いつも地に足がついていない。どうしたら地に足つくのか。地に足ついたからといって、満足いく日常を過ごせるかどうかはまた別の話で、いったい私はいつになったら「私」になれるのか。私とは誰か。私とは何なのか。他者を通してしか確認できないのか。
  24.  
  25. 最近気づいたことがたくさんある。大局的視野を手に入れつつある。前よりも世を、世界を上から見ている感覚。自分の中で色々なものが入れ替わる気がする。まずは心身、そしてお金。マインドフルネス実践。2018年の目標は「白」、カラーはシャンパンゴールド(金)。2017年は「力」、イタリアンブルーだった。
  26.  
  27. お仕事柄とか言うけど、私は物書きじゃない、作家じゃない。編集者なんだ、黒子なんだ。作家先生に頼んで書いてもらう立場で、自分で書くわけじゃない。意外と、この職種って理解されていないんだな。編集者がペンネームを名乗っていたとしたら、作家を馬鹿にしているだろう。まぁ、わからなくて当然。
  28.  
  29. 人間なんてものは矛盾する生き物だ。私が大切にしていることは、その矛盾を自分の中でちゃんと飼い慣らしているか否か、だ。矛盾することが悪いのではない。その矛盾を自ら認識し、そんな自分を抱き込む客観性と愛がなければ、人間なんてものは本来成り立たない。覚悟がなければ、到底人間にはなれない。
  30.  
  31. 現実的に起こるってことは、何よりのそれが正しいことの証明である。
  32.  
  33. ‪「自立」しないと、なにも始まらない。

この場で一番の「弱者」は誰か。

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単に立場的に弱いものを弱者と認めない。頑張っている(行動の伴っている)弱者をこそ、弱者とする。その上で、弱者とされるもの、「小さくされたもの」を助けたい、というとおこがましいが、その人に連帯したい。

弱者の声に耳を傾けたい。

 

この場で一番の弱者は誰か。

 

誰にでもわかる明らかな弱者を私が助けることはない。私の出番ではないからだ。

「狙って」泣いている女の子を救うのは泣いている女をほっとけるはずがないと思う男に任せればいい。

【バカップルの誕生】

 

私は、なにより権力のある強者とされるものが弱者となる瞬間を見逃したくないのだ。

 

マイノリティや、立場の弱い人の気持ちをわかろうとし、彼らを擁護するような立場に立とうと思う人はね、その場で一番の弱者が誰なのかを真剣に考えなきゃならないと思う。

私は、突然何かが起こって、権力者がマイノリティになる瞬間を見逃すようなリベラリストにだけはなりたくないの。

 

結局、そういう風に言ってしまうと、その人が最も大事にしていた主義・主張と反することを自らがやることになってしまうことに気づけないのか。

私はたとえここで死んだとしてもそうなりたくない。

それが、私にとって人間としてちゃんと責任を持ってこの地球で生きるってことだから。
そうじゃなくて、そういう被害を受けたからには、少なくとも弱者やマイノリティに対して少しでも傷つけないように言葉を選んだり、誤解されないような態度をとったりすることが、傷つけられた人ができる最高の姿勢じゃないのかな。

結局、私が「弱者」、「小さくされたもの」の存在に気づいてあげられなくなると、母はおろか、父のことさえも「救えない」人間になってしまうんだ。

私は両親を救いたい。

それが、世界平和へと繋がると信じている。

 

目の前にいる人を【ハラワタを突き動かされて】救えなきゃならないんだ。

頭で考えることではない。

 

たとえば、いかに白人を恨んでいる黒人でさえも、黒人街で金髪白人女性が道で倒れていたら助けるでしょう。

違うのかな、少なくとも私はそうありたい。

そういう場面では、反射的に体が動くと予想している。

 

父は、「評価に値するのは行動(結果)のみ」と言った。しかしそれは必ず、「プロセス」を含んでいる。

父の誤解されている点は、私がみんなに誤解される点と重なる。

結果だけを求めていると勘違いされるが、本当は「優しすぎる心」を経ているんだ。

 

男女平等ってなんですか? 共働きでも女の人が料理を作らないといけない暗黙の縛りはなんですか? 全然平等じゃない。それを込み込みでやっているのならいいと思う。でもそこで女の人が私の方が負荷がかかると思っていながらもやっているのなら、やはり目に見えない「常識」に縛られていると思う。

男女平等を目指すのであれば、女の人に「料理作れるの?」と言うことはセクハラだろう。

 

どんなときでも、自らの加害者性に気づかなくてはならない。

 

自分が楽だからこれでいいと思っていても、そのせいで周りが迷惑しているのなら全然平和的じゃない。話し合って役割分担を決めることも大事だろう。助け合いの精神ってのが難しい。その人にとってのキャパもあるし、その点、ずっと家事をしている父は本当に偉い。

 

愛, 優しさ, 慈愛, ほっとけない精神
論理, 整合性, 筋
正義, 倫理, 公平
情熱, パワー, 熱量

 

この日本にいて相手がいる状況ならば、必ず「正解」はある。

でなければ、快楽殺人犯はいくらでも人を殺してもいいということになってしまう。

極端なのではない。大なり小なりそういうところの甘さがある人はいつだって自分だけが攻撃できる、救われる論法を使う。だからそれが私の正義に反するのだ。

 

‪どんなにウザくてヤバい奴がいたとしても、私はそいつとの関係を自ら切らない。

少なくとも、話をすると思うんだ。

そうやって話すことさえしない人たちは、殺人犯は自分らとはまったく違う価値観を持っている、単なる異常者だとして思考停止してしまうだろう。

その結論こそが殺人犯を育てるとしたらどうだろう。‬

「お金を稼ぐ」

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現代社会で生きている以上、私たちは分業で支えあっている。
お金を稼ぐのは、他人の力を借りるため。

生きていくために他人の力を借りたければ、自分も他人の力になれるようなことをする。
お金を稼ぐというのは、価値を集めるということ。

その価値を裏付けているのは、人々の信頼や感謝という気持ち。

 

本当は、お金の貯め方ではなく、その使い方にこそ注目すべきで、単に浪費を避けるという意味ではなく、何にどのくらいの対価を払うことをよしとするかどうか、ということのような気がする。
極端に言えば、お金は手元になくてもいい。
例えば、信頼があれば、信頼してくれる人にお金を借りまくれば成り立つ。

 

そうなると、借金することが一概に悪とは言えなくなる。
お金を借りて、そのお金をどう使うかこそが、その人そのものな気がする。
借りられるということであれば、それはそれまでのその人の人望や信頼の証である。
稼ぐことというのは、ある意味、その信頼をどのように増やしていくか、である。

 

お金は「天下の回りもの」と言うが、今まではその意味を正確に理解できていなかった。
お金を使うことで、色んな人のところを回っている、という意味だけではない。
それはなんかしらの法則で、どこかに集まっているんだ。集まるところに集まる。
それをどう使うかによって、また集まり方が異なってくる。

 

集まるという言い方は的を射ていない気もするけど、価値のあるところに、信頼のあるところに入って来て、またそれが外に出て、倍増して戻って来る。これが回っている、ということ。


この場合の価値や信頼、それは単純に「この額を払ってでも手に入れたい」というものを意味しない。
本物の価値や信頼だ。

 

信頼や価値というと、なんだか説明不足なのだけど、結局は相手のことを思っているかどうか、本当の意味で他人に感謝されるかどうか、である。


世の中の人がみんな支え合って生きていると書いたが、支え合う時にどのように相手のためになるかを考える。
そして、それを真に実践する人だけが、本当の意味で、お金を稼ぐということになる。

 

2017.10.31 秋

私の叫び 77

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  1. 単純にすべてを懸けたい、と思える相手を見つけられるかどうか、だ。そう思える決め手は、その人にとって顔かもしれない。でも、いまの私にとってはそれが顔じゃないのかもしれないと思っている。もちろん、とんだブスとは付き合えない。しかし、本当に熱意があり真剣だったら、もしかしたら考えるかもしれない。もう歳だからなのか、心が満たされない時間がひどく辛い。
  2. 私が「負ける」なんて、本当に想像したことがなかった。その時までの私は、とても自己中心的だったのかもしれない。
  3. 最近、人間として一個レベルが上がったと思う。というか、本当に大事なものが何なのか気づいた。ありきたりな言葉なんだけど、勇気とか一途、真剣、仁義、義理、決意、覚悟、責任。
  4. 「あなたのために」という部分がなくては信頼なんてされない。そして、その部分は相手に絶対にバレてはならないんだ。そうすることで、知らぬ間に信頼度が上がる。あるいは、相手がそれに気づいたときには、信頼度0が急に100になるんだ。だから、こちらは出し惜しみなんてしてはならない。本当に好きなら、ね。
  5. 最近、相手を選ぶときに本当に大事なものに気づいた。それは顔ではなく、その熱意や本気度(真剣度)なんだ。そういうものでしか人間と人間の関係を強固になんてできない。まぁ、想いというか。
  6. 最近わかったのは、本当に信頼できる人は一目ではわからないということ。過去の発言を撤回するわけではない。ただ、人を評価するには、ある程度(それがたった5分でも)時間の流れというか、伏線というか、なにかこう2次元ではなく3次元的な判断が必要になってくるんだと思う。そういう意味では、顔が好きで付き合うのはリスキー。
  7. もしかしたら、人をちゃんと好きになったり、信頼したりしたことってないのかもしれない。本当に好きで信頼する人が現れたら、たぶん本当に私のすべてを捧げようと思うと思う。それは単にMとかではなく。
  8. 誰かが私に危害を加えたことを私はただ批判しない。それでどれほど傷つけたかを想像できる人にそれ以上何か言う必要なんてない。あるいはその気持ちだけで、そのミスは帳消しになる。私にとって、傷つけられること自体は問題じゃない。それ以上に、そのことをちゃんと本人が理解しているかどうか、だ。
  9. 私には人に自慢できるものが何一つない。周りから見たらそうでないかもしれない、自分の理想が高いだけなのかもしれない。それでも自分には本当に何にも(武器やら何やらが)ないことが悔しい。努力しかない。
  10. 初めての経験だが、全く音楽を受け付けない身体になっている。今までは音楽がなくては通勤時間も辛かったのだけど、今はそんなことはない。音楽なんてまるで雑音だ。心の中に鳴るものが、響くものが常にある感じ。この心をちゃんと飼い慣らさないと、大変なことになる。
  11. 答えだけを求める人って結局、次同じ事が起きても自分だけでは対応できないのよ。本当はすべて自分で考えなきゃならない。たとえば、そんなものがあるかどうかは知らないけど、本当の答えと違ったって、今のあなたが導き出したものなら、それに自信を持つしかない。大事なのは、「あなたがどうしたいか」よ。
  12. ‪多くの人は、本性を自分の「もと」からある性質のことだと思っている。でも違う。私たちは人間だから、自分を完璧に管理することによって、その性質を「変える」ことができる。ムチャクチャな自分ではなく、すべてをコントロール下に置いた自分こそが、「本性」なんだ。それでやっと相手と接することができる。‬
  13. サッカーは確かに11対11なんだけど、局面では一対一だから好きなんだ。結局、目の前の相手を一人くらいはぶっ殺さなきゃ試合に勝てないわけで、タイマンで勝てる力が必要とされる。ただ同時に、周りには味方がいて、勝つ可能性が高くなるなら、味方と組んで二対ニや三対三にすることもできるんだ。
  14. 誰かがそうであるように、9月10日以降、私の世界もガラリと変わった。フェーズ、ステージ、ゾーン、、何かが明らかに変わった。見える景色(視野)が違うというか、一つ選択肢が広がったというか。しかし、その変わりように未だに慣れない。感覚的にそちらの世界へと誘われた、というような。この世界は先がなにも見えない。ただそんなに不安ではない。確かに“光”みたいなものが見えたんだ。あるいは(今も)見える気がする。
  15. 誰かに傷つけられて、その相手はちゃんと傷つけたことを認識し、反省していたとする。その場合、これ以上何も言えない。しかし、ここからだ。本当に信頼している間柄なら、「あなたがつけた傷なんだから、あなたが治さないと死んじゃう」と言える。ここまできたら信頼しきっている。しかし、そんなことをするということは、もう人間でなくなったいることを意味する。いい意味だ。

  16. 傷つけた本人しかその傷を癒せない。「あなたがつけた傷なんだから、あなたが治してくれないなら、私は死んでしまう」だなんて言ってみたいよね。

私の叫び 76

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  1. 自分はまだまだ優しくない。もっともっと優しくなれる。たとえば、サイヤ人の ––––力があり過ぎてコップを持つと割ってしまう ––––アレ。そう、サイヤ人は優しくない。強さとは優しさ。“本当に”ドアを静かにゆっくりと開けたり閉めたりすることができる人は、そのドアを木っ端微塵にぶっ壊せる。そういう優しさ。
  2.  
  3. 「君のその選択が仮に『正解』でなかったら、私たちはもう生きている意味なんてない」
  4.  
  5. ‪聞かなくてもわかるから「答え」なのよ。‬
  6.  
  7. ‪みんな話す時には伝えたいことを言語化するわけだけど、そのアウトプットするまでの仕組みなんて相手にはわかりっこない。またそれが伝わる時には、相手は自分の言葉に書き換えて理解するんだ。だから、どうしたって言葉なんかでは「正確」には伝わらないんだ。だけれども、人間はどうやったって言葉で伝えるしかないのよ。ただ、その時にその言葉だけを追わない人となら「話」ができるのかもしれない。‬
  8.  
  9. ‪言葉はとても便利だけど、実際は言葉を使うというのは、なんとも遠回しなことをしているわけだよ。原始時代には、目が合うだけで何もかもわかってしまうような「会話」もあったはずだ。言葉は一対一の意思疎通のためには、ないのでは。あるいは初めて会った人とのコミュニケーションのためにあるのか。‬
  10.  
  11. ‪私たちの運命の人は、本当は生きている人すべてなのよ。誰にでも通じるルールがあるとして、それをちゃんと守れる人が運命の相手だとしたら、やっぱり誰もが運命の相手だ。ただ、そのルールを知る者がこの世に二人しかいない。そう、あなたが運命の人よ。特別でない(普通の)ことを「特別」にするの。‬
  12.  
  13. ‪一対一の人間関係において、極限まで理性を働かせられない人を私は許せないんだと思う。そこで諦めちゃうのであれば、たぶんこの先どんな困難があっても一緒に乗り越えていけない気がしてしまうからだろう。なんで、相手のことを簡単に信じられちゃうんだろう。ここまででいいか、と思えるんだろう。‬
  14.  
  15. 悲しみを拾ってほしい人間は、相手の悲しみも拾ってあげられなくてはならない。常に何がどうしてどうやって悲しいのかをちゃんと知ろうとしないのがわからない。自分が生きているだけで周りの人間なんてワンスペース邪魔が増えたと思っているんだ。なぜそんなに我が物顔なのか。生きていてすみません。
  16.  
  17. 自分の言動なんて相手にとってすべて迷惑だと思えないなら、外に出ちゃダメなんだよ。そうやって毎瞬間、気づいていけば、そのうち誰をも傷つけない人間になれると私は思っている。だから私が人を傷つける時には、完全に悪意があるということになる。それこそが、フェアな状態だろう。
  18.  
  19. ‪なんで、みんな筋を通すことがわからないんだろう。それがわからない。私があなたの手を離すからといって、私に心がないみたいな言い方はやめて。確かに、それも仕方ない。ある意味、よくわかる。でも、それは本当に私に興味のない人がやることなのよ。私にはほんのこれっぽっちも愛がないように見えるのかな。かなしい。‬
  20.  
  21. 大勢が歩いているところで突然止まると、当たり前に後ろから人がぶつかってくると思うんです。でもわりに多くの人がぶつかられて怒っているんです。私にはその神経がわかりません。たとえば、一瞬ムカッとするのはわかります。でもそれを態度に出してしまう、声を荒らげてしまうのは、やっぱりかりません。
  22.  
  23. なぜ自分の被害者性よりも加害者性を意識しないのか。なぜあなたが中心なのか。あなたが神なのか。一切わからない。私は私が大好きだし、世界一大事だけど、それでもこの社会や世界にたくさんの人と一緒に生きていると認識している。自分が大事だからこそ相手のことを考えるし、フェアでないのは嫌なの。
  24.  
  25. ‪価値というのは、審美眼を持ち評価する者が存在しなければ、一生眠ったままである。‬
  26.  
  27. 誰でも自分が考えることすべてを言語化したら、小説家になれると思う。
  28.  
  29. 不条理なこと、不当なことに対しては断固闘うつもりだ。絶対にそういうものに対して屈したくない。先聞いた話だが、友人が困っていたので、知り合いの弁護士さんにご相談した。ただそういう状況になると、本人は不安だったりが先行しちゃって臆病になるものなのかな。私にはわからない。全員ぶっ殺す気でいる。
  30.  
  31. あなたになら騙されても裏切られても一向に構わない、と思える相手としか信頼関係は築けない。
  32.  
  33. ‪私のよさは、正直なところ。悪かったら謝ることをしなくなったら、私は死ぬ。‬
  34.  
  35. ‪あなたがつらい時、私がそばにいてあげる。いや、それは本当の愛ではない。あなたがつらい時、あなたがやりたいようにすることを願う。そうだ、それだ。でもズルい私は、あなたがやりたいようにやったとしても、私のそばにいることを願っている。‬
  36.  
  37. ‪ものを知らないのは別に仕方ないと思う。そういうのをバカにしてもしようがない。だって、あなたは私より何か他のことをよく知っているだろうし、反対にわたしはあなたより何かをよく知っているだろう。ただ適切な手順を踏まずに相手に攻撃するのだけは罪だと思うの。
  38.  
  39. その人のことが好きでも表現方法が嫌いだと成り立たない気がする。表現方法なんてものは、その人そのものだよ。理性と愛と感情と自我。
  40.  
  41. 私をよくするのも悪くするのも、目の前の相手次第。
  42.  
  43. ‪恋人に対しては容赦なく甘えるつもりだが、基本的に本当に辛くて悲しくて死にそうな時には、話したい人に話しかけない。私にはそういう正義がある。‬
  44.  
  45. ‪何も迷惑かけられていない相手に「デブ」と罵るのはルール違反。仮にその人が本当にデブだとしても、だ。そんなこと関係ないじゃん。たとえば、その人が何か悪意を持って仕掛けてきた時に、やっと「デブ」と罵ることが許されると思っている。‬
  46.  
  47. ‪自分の名前を人前で言うのが怖くて怖くてたまらないだなんて経験、あなたはしていないでしょう?‬
  48.  
  49. 各家庭にピュアな大人がいないから子供はどんどん世間体を気にし、目に見えるものだけを価値あるものだと思うようになる。私は絶対にそうやって生きたくない。たとえば、こういう考えのおかげで仕事がなくなり乞食になったとしても、私は一切後悔しない。私にとって、心や感受性を失くすほうがずっと恐ろしい。
  50.  
  51. 世間一般からしたら、いい歳してこんなこと言っているだなんて本当にガキだと思う。重々承知している。でもだったら、みんな何のために家族がいて友達がいるの? 私にとっては、心が本当に通い合う瞬間があればいつだって死ねるのよ。そうやって今を生きていきたい。
  52.  
  53. ‪映画監督のジョン・カサヴェテスじゃないけど、みんな20歳前後で何かを失くしてしまう。ほとんどの大人がそうだ。私はそういう人とあんまり関わりたくない。同時に相手が少しでも求めるのであれば、本当はお節介で傲慢だけど、そういう気持ちを思い起こさせてあげたいと思ってしまう。みんなにも、カサヴェテスの映画を観てほしい。
  54.  
  55. ‪今の私には家に帰っても両親と話すか、企画案を練るか、本を読むかくらいの選択肢しかない。それ以外やりたくない。「愛」がない人ってやっぱり無理。みんな愛のある人との接し方を知らない。とんでもなく低俗な奴らばっかりだ。私が中二病だと言うのなら、それでもいい。でも私と接したら私の愛に気付くはずだ。‬
  56. 適切な手順を踏む相手になら、私は絶対に私の愛を感じさせることができると信じている。‬
  57.  
  58. 私が求めている人はね、本当に寂しくて寂しくてどうしようもないけど、なんとか前を向いて生きようと、そしてこの社会を、世界をただそうとしている人なの。おそらく、その人も私みたいなやつを求めている、と無根拠な自信を隠しポケットにしまって生きている。
  59.  
  60. ‪最近出した私の結論は、私にとって一番大事なものはコミュニケーションということだ。目の前の相手と完璧なコミュニケーションが取れなくては生きている意味なんて一つもないと思う。結局、19歳の頃に出した結論と同じ。昨日、父親と話していて、父もこの気持ちを未だに持っていると聞いて勇気が出た。‬
  61.  
  62. ‪私が編集した本が褒められていて(著者のファンってだけだと思うけど。結局、編集者って裏方だし)、シェアしたら、「○○先生の考えを広めましょう」というコメントをもらったが、そこでやっぱり我が出た。心の中で、「は? 私が編集したのよ」と思ってしまった。一応、「ありがとうございます」とだけ返した。‬
  63.  
  64. ‪この仕事をするようになってから、以前より日本語を“適当に”使わなくなったと思う。だけど、そうすると以前のようなキレが文章にはあらわれないような気もする。でもそんなことでしか、“らしさ”が出ないようなら、もともとその程度のものだったのよね。そういうことを村上龍先生は、昔のエッセイで書いている。‬
  65.  
  66. ‪「結婚式を祝うということが、単身者や同性愛者には呪いになる」岸政彦さん‬
  67.  
  68. ‪みんな自分のことを中二病だと思っていない。故に病気なんだ。私は自分が中二病だと思っている。故に中二病で、病気なのだ。自分が中二病だと認識さえすれば病気は治るだろう。‬
  69.  
  70. 私は基本的に嫌いな人がいない。興味のない人はいるが、嫌いではない。そして、どんな相手にもなるたけ思ったことをそのまま言おうとする。私が言いたいことを言えないのは、傲慢な考えかもしれないが、私ではなく、あなたのせいなんだ。私はあなたをうつす鏡。
  71.  
  72. 目の前の人間が何を好いて嫌い、どこで怒り悲しみ喜ぶのかを、話し始めてすぐに判断しなくちゃならないと思っている。初めて会った人には、マックスの神経をフル稼働させて、最高に気持ちいい状態で帰ってもらいたい。そのうち、どれほど相手を想っているかを相手が気づいてくれたなら、しめたものだ。
  73.  
  74. 悪いことをして、怒られると思った時に、相手が許したとする。その時には完敗だと思わないか。その度に、救われた気がしないか。‬
  75.  
  76. ‪結局、気を遣うのは自分のため。相手のことなんて本当は想っていない。いつだって人間は自分が大事で、自分が有利になるために、相手のことをよく知っておこうとするんだ。私はそれがダメなことだとは全然思わない。相手もそうなんだ。そんな時に、少しでも自分の身を削って、何かを捧げるんだ。それが愛だ。‬
  77.  
  78. いま私がハマっているのは、身体論から読み解く現代です。身体性を伴わない人間の行動、コミュニケーション、人間関係……それらは欧米式の生活様式に慣れ親しんでしまった現代の我々には深刻な問題で、今後もしかすると人間は「機械」になってしまう可能性があるということです。すべてがマニュアル化される。
  79.  
  80. スマホをよくいじる人(ほとんどの人)は、徐々に前傾姿勢となり、本来のバランス感覚を失いつつある。
  81.  
  82. 現代人の9割はストレートネックだと言われていますが、どんどんと視野も狭くなり、空間認識能力を著しく欠き、多くは「生身の相手がいない」世界に生きているのではないか。

私の叫び 75

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  1. ‪どこか遠くへ行ってお土産を買ってきたとして、たとえばそれがそこの名産品ではなく、どこでも買えるようなものだったとしても、それをちゃんとそこの名産品として買ってきたと思える送り手と受け手があってはじめてそれが「そこのお土産」になるのではないだろうか。‬
  2. 例えばね、私が言っている愛ってのはね、ヨーイドンで同じスピードで同じ小説を読んで、同じところで笑っちゃうというようなものではないのよ。
  3. 知ったかぶりして、深く頷いていたら、あちらが間違っていたことに気づき、訂正した後、こっちはどういう顔をすればいいの? こっちのが弱者だろ。弱者の気持ち考えろ!
  4. 私は、その人間を「甘ったるい愛」を持っているか否かで判断している。そういうものを持っていない人を私は信用できない。最終的には、そこだ。それを判定する方法を、言語化はできないのだけれど、確かに「わかる」ものなんだ。はっきり言って私の周りでも、ほとんどの人はそれを持っていない。
  5. 結局、私からすると、信頼できる人間にはそれがある。それとは、甘ったるい愛みたいなもので、信用できるかどうか、信頼感というか。嘘をつくとかそういうのはどうでもいい。真っ直ぐであることなのかな、人を疑わないというか、こっちに寄りかかってくるような…。それがある場合、私は裏切らない。
  6. 人は、絶対に、今ここで変われる。
  7. ‪君の地獄のおおもとを辿ったところで、僕にとっては何の利益にもならない。本当に互いが互いを救うというような関係になる場合、必ずそこには一切「引かれる」ものがないはずなんだ。互いにとって益があるはずなんだ。だから、頑張ったら何かが得られるだなんて現代教育思想は早くから捨ててしまえよ。‬
  8. 「君が抱える地獄を背負ってあげよう」とすればするほど、君が相手を地獄に陥れるんだ。
  9. ‪問題は、初対面の人が、自分を信用してくれるか否か、だ。‬
  10. ‪ある意味では、地や素を出せないのは、環境が悪い。上や、仕組みが悪いと思う。その中でどうやってそれを出すかというのが個人に課せられた問題なのだが。大学でもそれを出せない人間が、社会でそれを出すのは至難の業だろう。‬
  11. 周りが私のことをどう評価するかは、あくまで周りの仕事。私の管轄ではない。私は私がやりたいように生きる。自由に生きるということだ。自由なぶん、責任はつきまとう。当たり前だ。走ったからこけて怪我をする。でも走りたいから走る。そういう基本的なことを私たちは忘れている。アドラーを読もう。
  12. ‪習慣としているものを一つずつぶっ壊していこうかな。そうしたら、変わる。‬
  13. 私が常連だからといって、たまごのトッピングをサービスした日から、このラーメン屋の店員さんは、私にたまごなしではラーメンを出せなくなる。
  14. ‪家族だからって何もせずに信頼があると思っている輩が多い。家族なんて他人、完全に他人だよ。だから家族のために私が動くとしたら、それは情からだし、義務からだ。本当に信頼を勝ち得たいのなら、努力しなくてはならない。自分がどんなに辛い状況でも、その人のために動いて、初めて何かが芽生える。‬
  15. ‪たとえどんなに間違ったものだとしても、その人が考えて決めたものであるならば、そしてその責任を取る覚悟があるのなら、それは「正しい」し「強い」。‬
  16. 誰も教えてくれない。自分で見つけるしかない。今までの人生でもそうだったように。
  17. ‪相手が嫉妬しないとか、選択を誤らないということじゃなくて、「(自分に)全幅の信頼を置いてくれる」ことだけが生きる糧だろう。何かトンチンカンなことを言ったって、道を踏み外したって前面的に君を肯定するということだろう。でも間違わないんだ。そして最後には、大間違えをして殺されればいい。‬
  18. ‪要するに、君に一切影響されない自分になった時にこそ、ということだろう。自分を生きる。自分のやりたいことを責任を持ってやること。‬
  19. ‪なんの縛りもないからこそ、強い「縛り」が発生する。それを人は、縁とか運命とか宿命という言葉にした。‬
  20. ‪「私たちがつながるとすれば、〈言葉〉や〈文字〉を介してだと思う」‬
  21. 君は愛想を振り撒いた。振り撒けるだけ振り撒いた。
  22. 積もりに積もって地球は一回転する。僕は君になり君は僕になった。互いに鏡の中の人間が一体誰なのかさっぱりわからなくなる。「これが私?(Doppelgänger)」。君はもう一回転させれば元に戻ると思い、ずっと同じことを繰り返している。
  23. 共感してくれるのではなく、叱ってくれたり、私にとっては無茶苦茶な論理みたいなものを振りかざされたりするのも、実際私が生きていく上ではとても大切なことなんだと思う。ただ共感するのは、慰め合いにしかならない。時にはそこからとんでもないアウフヘーベンも起こるのかもしれないが。
  24. ‪たぶん常に新しい自分に出会わなければ、人間は死んでしまう。変わり続けることで生き続ける。‬
  25. 元ネタわからないだろうなって人に無理やり難度の高いものを放り込むのが好き。それを知らなくてもわかってくれる奴はわかってくれる。おそらくは、元ネタがあるんだろうなって。
  26. メールだと「三重」に確認が必要。電話だと「二重」。会ってるときは「一重」。他人とのやりとりに「重」がないときなんてない。
  27. 誰にも左右されない。私は私にしかできない、私のやりたいことを表現する。だから、いまは本を作る。
  28. 私が考えていることは、本当に個人的なことで、ただ目の前の相手とどうすれば友好的な、互いに気持ちのいい関係を作れるか、ということだ。国家や家族単位で考えると不確定要素が多すぎる。だからこそ、いま目の前の相手をどうやって喜ばせるかに力を注ぐことが大事だと昔から考えている。
  29. 目が合ったら、すべてがわかってしまうような、そういう瞬間が私は大好きだ。その瞬間、まったく気を遣わなくても成り立つようになる。最低条件を互いがクリアしたことになる。そこからは、差異を楽しむんだ。もうただただジャズ。

Hの祖母が最期に読んだ本『数学する身体』

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友人の名はH。

国立大学を卒業した麻酔科の医師。研修もあけ、とりあえずの専門を麻酔科にしたらしい。

私の十年来の友人だ。

 

90にもなる祖母が入院しているということで、Hが見舞いに行った際、私が勧めた書籍をちょうど持っていると、祖母が「見せてみな」と、その本をパラパラと読み始め、ついには最後まで読んでしまったという。

 

本の名は、『数学する身体』。

昨年、小林秀雄賞を受賞した作品だ。

最近、私が大ハマりしている森田真生さんの著作。

彼は、文系で東大に入り、異色の数学家・岡潔(1901-1978)のエッセイを読み、インスパイアされ、数学科に転部した。現在は、岡潔同様、独立して(なんの組織にも属さず)数学を勉強している。

 

そんな森田さんの著者『数学する身体』をパラパラと読み始めたHの祖母は、当時の女性では珍しく、かつては物理学を専攻していたインテリだったという。

そのことをHは後に知るのだが。

 

「いやー、これは面白いね。なんで、これを買おうと思ったの?」と聞かれ、「友達に紹介されて」とHが答えると、「ちゃんと読みなさい』と言ったという。

その目は、真剣だった。

Hは、初めて祖母を怖く感じたという。

 

その後、残念なことに、Hの祖母は亡くなった。

あの本は、祖母が最期に読んだ本だったに違いない、とHは言う。

 

 

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2017.3.2.
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